ディスプレーが左右どちらからも180度まで回転
回転ディスプレー搭載の“2 in 1 Ultrabook”「LIFEBOOK WT1/P(カスタムメイドモデル:TH90/P)」 (4/4)
2014年02月04日 12時00分更新
メインマシンとしても快適に使える構成
「LIFEBOOK WT1/P」試用機の構成は、CPUにIntel Core i5-4200Uを採用し、8GBのメモリと256GBのSSDを組み合わせたものだった。カスタムメイドモデルではメモリは4GBか8GB、ストレージは500GBのハイブリッドHDDから128GBのSSD、または256GBのSSDから選択できる。また、Microsoft Officeの搭載も選択可能だが、試用機にはMicrosoft Office Home and Businessがインストールされており、カスタムモデルとしては最上位構成になっていた。この構成で、ベンチマークによる性能評価を実施した。
Windows 8.1には、快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」が搭載されていないため、評価実行ファイル「WINSAT.exe」の実行結果を「Windows エクスペリエンスインデックス」の項目に合わせて紹介しよう。「プロセッサ」の値は「7.2」、「メモリ」の値は「7.2」、「グラフィックス」の値が「4.7」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「5.0」、「プライマリハードディスク」の値が「8.1」となった。
グラフィックス系の値が低く見えるが、グラフィックス機能として採用しているのはCPU統合のIntel HDグラフィックスであることを考えると妥当な値だ。それよりは他の項目が好成績であることに注目したい。これは他のベンチマークにも現れており、PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 8」とディスクアクセス速度をはかる「CrystalDiskMark 3.0.2」の成績が比較的よいのに、3D性能を計測するベンチマーク「3DMark」のスコアは低くなっている。
実際に使っていると、特にひっかかりなどは感じられない。よほど重いグラフィックス系の処理をさせたり、最新の3Dゲームで遊ぶというのでなければ何の問題もなく利用できるはずだ。
「LIFEBOOK WT1/P」のバッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、3時間23分52秒使うことができた。輝度などを調整して省電力な設定で利用すれば、外出中の利用にも十分対応してくれるだろう。
主なスペック | |
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製品名 | 「LIFEBOOK WT1/P」 |
直販価格 | 14万8580円から(「富士通WEB MART」キャンペーン価格、2014年2月4日現在) |
CPU | Intel Core i5-4200U(1.60GHz) |
メモリ | 4GB(4GB×1)/8GB(8GB×1) |
ディスプレー | 13.3型ワイド(2560x1440)タッチパネル式・ペン入力対応フルフラットファインパネル Wide Angle液晶 |
ストレージ | 約128GB SSD/約256GB SSD/約500GB ハイブリッドHDD |
通信機能 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n) |
インターフェース | USB3.0端子×2、HDMI端子×1、Bluetooth v4.0+HS準拠 |
カードスロット | ダイレクト・メモリースロット |
テレビ機能 | なし/ネットワークテレビチューナー |
スタイラスペン | 専用スタイラスペン(ワコム製・1024段階筆圧検知) |
本体サイズ/重量 | 約幅320.8×奥行き235×高さ17.1~19.3㎜/約1.59kg |
オフィスソフト | なし/Microsoft Office Home and Business 2013 |
OS | Windows 8.1(64Bit) |


