富士通は8日、Windows 8.1搭載のノートパソコン「LIFEBOOK AH77/M」など4モデルを発表した。いずれも15.6型の液晶ディスプレーを装備。据え置き利用を中心に考えたモデルとなる。価格はいずれもオープンプライス。
LIFEBOOK AH77/Mはフラッグシップという位置づけ。「つい見とれてしまう美しさ」「MADE IN JAPANの高い品質」「ワンタッチでスマホの写真を転送できる」点などをセールスポイントに置いている。デザインに関しては、底面を含めフルフラットに近いものしており、本体も薄さ23.8mmと薄型化。重量も約2.5kgと比較的軽量に収めている。ヒンジ部分には丸みを持たせており、運ぶ際は手に持ちやすいという。
品質面では旭硝子の高強度強化ガラスを使用し、一般的なガラスの6倍の強度を確保。底面全体が外れる機構であるため、故障の原因になるホコリの清掃なども快適だという。ほかにHDDプロテクションなどの機能も装備する。
スマホ連携では、NFCに対応。F-LINKと呼ばれる機能を使い、ワンタッチでスマホから画像を転送できるほか、My Cloudとの連携で写真などの共有も容易だという。ディスプレーはタッチ対応で、指が滑りやすいサラサラのコーティングとしている。
一方、LIFEBOOK AH56、LIFEBOOK AH53、LIFEBOOK AH42は価格性能のバランスを考えたWindows 8.1搭載ノート。従来機種と比較して全体にスリムとなり、デザイン性に配慮したほか、新CPU搭載でバッテリー駆動時間の向上も図っている。光学式ドライブやCPUなどの違いでスペックが選べる。
主なスペック | ||||
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製品名 | LIFEBOOK AH77/M | LIFEBOOK AH56/M | LIFEBOOK AH53/M | LIFEBOOK AH42/M |
店頭想定価格 | 20万円前後 | 18万円強 | 16万円前後 | 11万円強 |
CPU | Intel Core i7-4702HQ(2.2GHz) | Intel Pentium 3556U(1.7GHz) | ||
チップセット | Mobile Intel HM86 Express | CPU内蔵 | ||
メインメモリー(最大) | 8GB(16GB) PC3L-12800 | 4GB(16GB) PC3L-12800 | ||
ディスプレー(最大解像度) | 15.6型ワイド(1920×1080ドット)フルフラットファインパネル液晶、タッチパネル | 15.6型ワイド(1366×768ドット)、タッチパネル | ||
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 4600(CPU内蔵) | |||
ストレージ | 約1TB HDD(毎分5400回転) | 約750GB HDD(毎分5400回転) | ||
光学式ドライブ | BDXL対応Blu-ray Discドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能搭載) | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±DL書き込み対応) | ||
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、有線LAN(1000BASE-T) | |||
インターフェース | USB 3.0端子×4、HDMI端子、Bluetooth 4.0+HS、92万画素ウェブカメラ | USB 3.0端子×3、USB 2.0端子、アナログRGB端子、HDMI端子、Bluetooth 4.0+HS、92万画素ウェブカメラ | ||
カードスロット | ダイレクト・メモリースロット(SD/SDHC/SDXC対応) | |||
テレビ機能 | ── | |||
サウンド機能 | ステレオスピーカー、デジタルステレオマイク、マイク/ラインイン端子、ヘッドホン/ラインアウト端子 | ステレオスピーカー、デジタルモノラルマイク、マイク/ラインイン端子、ヘッドホン/ラインアウト端子 | ||
本体サイズ/重量 | 約幅377.2×奥行き256.6×高さ16.0〜23.8mm/約2.5kg | 約幅378×奥行き252×高さ26mm/約2.6kg | 約幅378×奥行き252×高さ25.5mm/約2.2kg | |
バッテリー駆動時間 | 約7.8時間 | 約8.6時間 | 約3.6時間 | 約6.5時間 |
OS | Windows 8.1(64bit) |
直販サイト富士通WEB MARTではLIFEBOOK WA2/M(タッチ対応フルHD)、LIFEBOOK WA1/M(HD)の2種類を用意。CPUやストレージなどのさまざまな選択が可能になる。
また、直販モデルに関しては今回から有償5年保証に対応する。