プロジェクターとしての強靭化を選びとった“もう1つのQUMI”
LEDモバイルプロジェクターQUMIシリーズ。紹介以降、ビジネスマスや半歩先を進むガジェットラバーであるASCII.jp読者から熱い支持を得ている製品だ。
QUMI Q2、Q2-Lite、Q5とほぼサイズを変えない範囲での性能アップを指向してきたが、今回紹介する「QUMI Q7」は、その進化系統樹から明確に枝分かれした“進化の一形態”とでもいうべき1台だ。
ポケットサイズから離れて、プロジェクターとしての性能を求めたモデルになっており、Q5より映像美を求める人のためのラインナップとしてQUMI Q7が用意された形だ。さっそくチェックしていこう。
ボディは大きくなったが……それでも小さい!
そして明るい部屋でも使える800ルーメン
QUMIの名を冠するだけあり、プロジェクター機能を強化したにも関わらずコンパクトな部類に属している。サイズは横238×縦180×高さ40mm、重量約1.4kg。室内での運搬やぶら下げはもちろん、オフィスでは会議室間の可搬性の維持、イベント時の持ち出しにも対応している。
LEDランプは、1.5kg以下のプロジェクターのなかでは最も明るい800ルーメン。Q5と同じく、明るい部屋でも投影可能になっている。またランプの寿命は3万時間になっており、LEDランプの交換を考えなくてもいいレベルである。
投影サイズは30~107インチ。投射距離としてみると、およそ80~300cmになる。コントラスト比は3万:1。最小投影距離が短いだけでなく、垂直台形歪み補正±40°を実現していることもあり、大きな会議室はもちろん、“オフィス内のフリースペースで壁に投影”などの用途にまで対応する。
このフレキシブルさはビジネス用途だけでなく、個人ユースでもチェックすべきところだろう。なおQ7はズーム機能も備えており、1.30~1.43:1の比率で投影画像サイズの調整が可能だ。