スマホのAV機能の可能性を探る本特集。前回は高音質な再生アプリを手に入れ、ヘッドフォンを選んでみたが、今回はさらに音楽プレーヤーとしての高音質を極めていきたいと思う。
また、後半ではアクティブスピーカーやAVシステムと組み合わせて、高音質な音を楽しむためのアイテムを紹介していこう。
Android端末でデジタル出力が可能!?
ヘッドフォンでより高音質再生を追求!
「Androidスマホでデジタル音声出力はできない」と思っている人も多いようだ。iPhoneなどのiOS端末はLightning端子搭載以前からデジタル音声出力ができ、対応した機器と接続すればデジタル接続によって高音質な音楽再生が楽しめた。
一方でAndroidはそのあたりのサポートが遅れており、スマホでもAndroid搭載音楽プレーヤーでも音声出力はアナログのみという状態が続いていた。
だが、実はUSBホスト機能を持ったAndroidスマホならば、USB OTG(on the go)ケーブルを使用し、対応したUSB DACなどと接続することで、USB端子からデジタル出力は可能。ただし、スマホで多く採用されるmicroBタイプのUSB OTGケーブルはあまり発売されておらず、変換コードを使用するなどイマイチ使いにくかった。
しかし、iBassoAudioから発売されたUSB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「D zero-SE」(実売価格 1万3800円)では、Androidスマホとの接続に最適なmicroB to microBのUSB OTGケーブルが付属。Androidスマホとデジタル接続して音楽再生が楽しめるのだ。
ただし、ご存じの通りAndroidスマホは各社によって仕様が異なっており、すべての機種でデジタル接続OKとはいなかい。基本的にはUSB AudioをサポートしていればOKなのが、その仕様やAndroidのバージョンによっては使えない場合もある。
iBassoAudioを扱うヒビノインターナショナルで動作確認しているモデルは、「GALAXY S3 SC-06D」だけという状況だ。
では、ASCII.jpが代わりに動作検証をやってみよう、ということで第1回で登場したAndroidスマホを使い、D Zero-SEとの接続をテストしてみた。テストしたAndroidスマホは下記の通り。
D Zero-SEとの接続テストを実施したスマホ
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