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ソフトウェア販売に向けたパートナープログラムも拡充

デル、クエスト買収後のソフトウェア戦略を披露

2013年05月16日 12時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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5月16日、デルはソフトウェア戦略についての説明会を開催した。米クエストソフトウェア買収完了に伴い、2月には日本でもデル・ソフトウェアを設立。パートナープログラムも拡充し、ソフトウェア製品の販売体制を大幅に強化する。

クエスト日本法人をデル・ソフトウェアに

 発表会の冒頭、登壇したデル代表取締役社長の郡信一郎氏は、「日本法人設立20周年という記念すべき年に、ソフトウェアソリューションを本格展開できることを、非常に楽しみにしている。ますますエンドツーエンドのソリューションを提供していきたい」とソフトウェア事業への抱負を述べた。

デル代表取締役社長の郡信一郎氏

 続いて郡氏が説明したのが、近年の企業買収の経緯だ。2009年時点ではクライアントPCやサーバー、ストレージなどの製品を展開するにとどまっていたが、それ以降、ハイエンドスイッチを提供するフォーステンやセキュリティ管理を提供するセキュアワークス、シンクライアントベンダーのワイズ・テクノロジーを買収し、ソリューションを拡充してきたという。

企業買収によるソリューションの拡充

 ソフトウェアに関しては、2010年にシステム管理アプライアンスのKACE、2012年にはセキュリティアプライアンスを展開するソニックウォール、そして2012年にはデータ保護ソリューションを展開する米クエストソフトウェアを買収。今年2月には日本クエスト・ソフトウェアをデル・ソフトウェアに社名変更し、販売体制をより強化するという。

システム管理、セキュリティ、情報管理にフォーカス

 続いて登壇したデル・ソフトウェア代表取締役社長のバスター・ブラウン氏は、クラウドやセキュリティリスク、ビッグデータ、モバイルなどのITトレンドに対して、ソフトウェアで提供していくと説明した。

デル・ソフトウェア代表取締役社長 バスター・ブラウン氏

 具体的には、システム管理、セキュリティ、情報管理の3つの分野をカバーする。システム管理は、バックアップ、サーバー管理、エンドポイント管理、パフォーマンス管理、変更管理などの製品グループがあり、クエストやKACE製品のほか、AppAsure、Foglightブランドの製品を提供する。また、セキュリティに関しては、ID管理、ネットワークセキュリティ、リモートアクセス、Eメールセキュリティ、管理とレポーティングなどを指し、おもにソニックウォール製品が充てられる。さらに情報管理ではDB開発・管理、データ統合、データウェアハウス、セルフサービスBI、分析などを提供し、デル自体の製品のほか、クラウドへの移行を容易にするBOOMIやクエストのTOADブランド製品などを展開する。

システム管理、セキュリティ、情報管理の3分野をカバー

 こうしたソフトウェアは、デルの直販チャネルやオンラインサイトのほか、パートナーを介したチャネル販売といった「マルチチャネルアプローチ」で展開される。ソフトウェア販売に関しては、「PartnerDirectプログラム」に新たなパートナー制度が追加。具体的にはエントリレベルの「Dell Registered パートナー」から「Dell Preferred パートナー」、プレミアムレベルの「Dell Premier パートナー」まで3つのレベルが用意され、認定資格の取得やトレーニングプログラムへの参加を通じて、さまざまなメリットが得られるという。「ソフトウェアビジネスはパートナーのエコシステムが成功を決める秘訣と考えている」(ブラウン氏)。

 デルハードウェアとのバンドルについては、ブラウン氏は「基本的にカスタマーがなにを望むのかが重要だ。必ずしもデルのハードウェアに載せる必要があるわけではなく、富士通のハードウェアに載せたほうがよい場合もある」と述べ、オープンなスタンスで展開していくと説明した。

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