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ASCII.jp Audio&Visualリニューアル特別インタビュー

聴く人の環境に合わせた音作りにこだわりたい、BoAに聞く (2/2)

2013年06月21日 11時00分更新

文● 荒井敏郎

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──音楽は主にどのような環境で楽しんでいるのでしょうか?

 音楽を聴くときもMacですね。iTunesなどに入っている曲を流しています。曲を聴いているときは、あんまり動きたくないじゃないですか? 次の曲が聴きたいというときに、いちいちMacのほうに行って操作するのが面倒。だからiPhoneに「Remote」というアプリを入れて、それでMacを操作して曲をスキップさせたりしています(笑)。

 オーディオシステムみたいな感じで音楽は聴かないですね。基本、ヘッドホンが中心で、スピーカーを使うことはほとんどないです。Macで曲を作るときに、そんなにいいものではないですが、スピーカーで流すくらい。出来上がった曲をある程度まとめあげたら、最後はヘッドホンで確認します。ヘッドホンで聴くユーザーが多いというのもあり、いちばんいいかなと思っています。実は、すごく小さなスペースで曲を作っていますね(笑)。


──2008年からオーディオテクニカのイメージキャラクターを務められていますが、お気に入りの製品はありますか?

 新製品になるのですが、ヘッドホンの「ATH-M50 RD」は真っ赤な色でデザインもかわいくてお勧めですね。以前の同じモデルと比べるとイヤーパッドが少し小さく感じられ、女性の私にはフィット感が増して外の音が入ってこなくなりました。以前のモデルはスタジオで使っていて、それはサイズが大きかったんですけど、その性能を保ちながらコンパクトに女性向けに作られています。普段から持ち歩いて使っていますね。

 ヘッドホンがメインですが、イヤホンでも聴きます。「ATH-CKS99i」を使っています。ヘッドホンでとかイヤホンでといったこだわりはないのですが、繊細に聴きたいときはイヤホンで、ノリで聴きたいときはヘッドホンで──と使い分けているかもしれません。

ATH-M50 RD オーディオテクニカ 価格:オープンプライス

高磁力マグネットを採用した直径45mmのドライバーユニットを搭載する、密閉・ダイナミック型のヘッドホン。再生周波数帯は15~2万8000Hz。接続用に約3mの着脱式コードが付属する。

ATH-CKS99i オーディオテクニカ 価格:1万3650円

重厚な低音と透き通る中高域を再現する「デュアルチャンバーメカニズムAR」採用。3ボタン式リモコンを搭載し、曲の再生や停止だけでなく、iPhoneの通話にも対応する。


──音楽を聴くときの音質などはどうですか?

 iTunes Storeから音楽をダウンロードすることが多いので、基本はAACで聴いています。AACの情報量があれば、まあいいのではないかとも思います。

 もちろんCD音源のほうが優れているのですが、そうした話は結局、スタジオで聴くのがいちばんいい、となりますよね。ただ、それをきちんと再生できるだけの機材を家に用意するのは大変です。ほとんどの方は携帯プレーヤーにイヤホンという状態で音楽を楽しんでいますからね。

 私の曲も最終的には、デジタル音源で取り込まれてヘッドホンやイヤホンで聴かれる──という状況で最もよく聞こえるようにチューニングしています。

【新譜情報】NEW SINGLE「Tail of Hope」2013年6月26日発売!!

 2013年第2弾シングルとして待望の夏曲リリースが決定!! 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット昼ドラ「白衣のなみだ」オープニングテーマとしても話題になっている、BoAがこの夏すべての人に贈る、うつむいた気分を希望に変えるエナジーソング!! カップリングには、前作「Only One」につながる楽曲として韓国にてデジタルシングルでリリースして話題となった「そんな君」の日本語バージョンを収録している。

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