登録ユーザー数が1月18日時点で世界で1億人を突破したと発表したLINEだが、若者の間では日常普通に使うツールとして定着した感がある。一方、大人のほうは「アプリはダウンロードしたもののほとんど使っていない」という人も多く、その利用シーンが想像しにくかった。
このほどモッピーラボより発表された「LINE利用調査」は、10代から50歳以上の幅広い層を満遍なく対象としているため、興味深い傾向が読み取れた。
最大の注目点はLINEを特徴づけるスタンプの利用実態。有料スタンプを購入するのが多い年代は30歳代で24.8%、次いで20代の21.8%、10代14.9%。40代、50代はそれぞれ13.4%、13.2%とほぼ同率となっている。ユーザー数が多く、キャラクターへの反応がよさそうな20代よりも30代のほうが3ポイント多く、意外な結果となった。
2012年7月のチキンラーメン「ひよこちゃん」、ローソン「ローソンクルー♪あきひこちゃん」から始まった企業スポンサード無料スタンプは、ダウンロード経験があるのは61.0%。年代別には10代が69.7%でほぼ7割となり、以下20代63.8%、40代59.9%、30代57.9%、50代以上47.9%。無料サービスを積極的に利用する"お金を使わない若年層"の姿が浮かび上がる。
この調査は、2月6日~2月7日に会員制ポイントサイトモッピーの中でユーザー動向分析するモッピーラボによって行われたもの。調査対象は全国16歳以上のLINE利用者。有効回答数806(男性45.8%、女性54.2%)。年齢別の構成比は10代24.9%、20代21.6%、30代18.0%、40代20.7%、50代以上が14.8%。