Mozillaは、ウェブブラウザーの最新バージョン「Firefox 18」のベータ版を公開した。
Firefox 18の新機能としては、IonMonkeyと名づけられた新しいJavaScriptのJITコンパイラを導入。従来のJITコンパイラが機械語に直接変換していたのに対して、IonMonkeyでは一旦中間表現に変換し、そこで最適化した後に機械語にすることで高速化するとともに、今後の進化がより容易になるとする。
そのほかにも、Mac OS X版ではRetinaディスプレイに対応して、ウェブサイトやビデオの高精細表示が可能になっている。このほかにも、タブ切り替え時のパフォーマンスを改善、画像拡大時の表示品質向上などが含まれている。
なお、同時にAndroid版Firefoxの最新ベータ版も公開されており、こちらは検索バーに文字を入力しようとすると自動的にキーワードの候補が表示される「検索サジェスト」、マルウェアやフィッシング詐欺の可能性があるウェブサイトにアクセスする際に警告を表示する機能が追加されている。