気になるGTX 560の性能をチェック
他のショップブランドPCと同じく、「SPR-I37GW7P12E-SP」で「CINEBENCH R11.5」と「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版」を実行。消費電力ととにその性能を見てみよう。
3Dグラフィックのレンダリングを行ないCPU性能を計測する「CINEBENCH R11.5」のスコアーは、CPUスペックが同じため、ここまでと大きな違いはない。メモリー容量が4GBなのも影響していない。
次は、PSO2公式ベンチマークを使って、気になるミドルレンジビデオカード「GeForce GTX 560」の性能をチェックしたが、ワンランク上位GPUとなる「GeForce GTX 560 Ti」を搭載するフェイスのショップブランドPC「PASSANT i73770Z77GTi-PSO2」から、スコアーとfpsが大幅にダウンしている。
とくにスコアーの差は大きく、テクスチャー解像度の設定“標準”、“高解像度”ともに2500スコアー前後も差がついている。PSO2推奨をうたうだけあって、標準的な動作が見込めるスコアーとfpsにはなっているものの、ゲームシーンによってはカクツキが気になることもありそうだ。
各ベンチマーク実行中の消費電力は、搭載する電源ユニットが80PLUS非認証のためか、CPU高負荷時は同じ「Core i7-3770」搭載のショップブランドPCより、数Wだが高くなっている。なお、「GeForce GTX 560」は、「GeForce GTX 560 Ti」よりTDPが20ダウンするが、実際の消費電力にはそこまで大きな差は出ていない。
PSO2のプレーに問題はないがユーザーは選ぶだろう
PSO2の動作に問題ないレベルのスペックを備えつつ、10万円アンダーの手ごろな価格が魅力の「SPR-I37GW7P12E-SP」だが、標準で搭載するメモリー容量が4GBだったり、購入時に構成変更ができないといったマイナス要素もある。
手軽にPSO2が動作するPCを購入したい人には悪くないと思うが、自分好みのカスタマイズや将来的にアップグレードを行ないたい人には、オススメとは言えない構成になっている。
ソフマップは中古PCやゲーム機器、デジタルカメラなどの下取りを行なっているので、この辺をうまく活用すれば最小の投資額で、PSO2推奨モデルをゲットできるかもしれない。
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