2012夏 注目モデル Xperia GX&SXレビュー 第1回
今週発売のXperia新シリーズに接近!
注目モデル「Xperia GX」&「Xperia SX」はどちらが買い?
2012年08月05日 15時00分更新
Xperia arc譲りのアークラインを採用したGXの
デザイン面をチェック!
Xperia GXは、系統としては春モデルのXperia NXの後継となりますが、デザイン面ではNXで特徴的だった「フローティングプリズム」ではなく、Xperia arcで好評だったアークライン(背面が弧を描くように凹んだデザイン)を再び採用しています。
気になるデザインの仕上がりですが、arcの時に感じた先鋭的なデザイン性は正直薄いかもしれません。arcはエッジが立ったシャープさと、背面のアークラインが絶妙な造形美を醸し出していましたが、GXはサイドのエッジが丸められているせいなのか、同じアークラインを採用していても、フィット感を重視する方向に舵を取っているといった印象です。実際に手で持ったときの収まり具合は、その丸みとマット仕上げの塗装のおかげでかなりしっくりときます。
Xperia GXの外観をチェック!
前面にはハードウェアキーが一切ないのが、GXのデザイン上の特徴。操作はAndroid 4.0からの標準機能である、タッチパネル内に表示されるソフトウェアキーで行なうようになっています。また、全面を覆うクリアブラックパネルを採用しているので、ディスプレイ消灯時にはロゴを残して真っ黒に。これもクールな雰囲気を醸し出すのに成功しています。
サイドのボタン類は、電源キーがボディ左上、ボリュームキーが右上、カメラキー(シャッターボタン)が右下に配置されています。各キートップはアルミ素材となっていて、プレミアム感を高めています。
搭載されているバッテリーの容量は1700mAh。ちょっと前なら大容量バッテリーと言えたかもしれませんが、ドコモ2012年夏のNEXTシリーズの中では、もっとも容量が少ないモデルとなってしまいました。バッテリー持ちを重視するユーザーには、少々心配なところかもしれません。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、画面点灯時にはSONYのロゴも光るようになっています。このような細かいギミックを盛り込んでくるあたりはさすがです。
背面は中央が弧を描くように凹んだデザインとなっていますが、メッキのアクセントラインが直線なせいかXperia arcより凹みかた(円弧半径)が緩やかな印象を受けます。大型ボディのスマートフォンは、片手での持ちやすさが重要ですが、この凹みのおかげでピタリと手にフィットする印象です。上写真の右端に見えるのがUSB端子、その隣がボリュームキー、左端がカメラキーです。
ボディー上部には、ヘッドフォン端子しかなくスッキリとした印象です。端子の縁までメッキラインが回り込んでいる凝ったデザインとなっています。
電源キーはボディーの左側に。Xperiaシリーズは、モデルによって電源キーの位置が変わるので(arcやacro、Rayはボディ上部、acro HDはボディ右側)、別のXperiaから機種変更すると最初のうちは戸惑うことも。
Xperia NXやacro HDは電池パックが取り外せないタイプでしたが、GXでは着脱が可能なリチウムイオンバッテリーを採用しています。
カラーバリエーションはWhiteとBlackの2色のみ。ボディを上下に分けるメッキのアクセントラインより液晶側が光沢素材、背面側がマットな素材が採用されています。
次のページでは、Xperia SXのデザイン面をチェックしていきます。
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