ソニーから、重低音重視型の「EXTRA BASS」などインイヤーヘッドフォンの新製品が発表された。すべて7月21日発売の予定。全モデルでケーブルに細かい溝を作ることで絡みにくくなる「セレーションコード」を新たに採用している。
EXTRA BASSは3ラインナップが登場。いずれもドライバーを外耳道に対して垂直に配置する「密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー」方式を採用するが、加えて振動板周囲にシーリングを設けることで気密性を高めた「アドバンスド・ダイレクト・バイブ・ストラクチャー」という新構造を採用。ドライバーから発せられる重低音を鼓膜までダイレクトに伝達できる。加えて、振動板の前にある空間の容積を見直すことで、重低音の立ち上がりが向上し、広がりのあるクリアな音を実現した。
最上位となる「MDR-XB90EX」(希望小売価格1万2390円)は、16mmのドライバーユニットを採用。ハウジング部に制振ABS樹脂とアルミニウム素材を使用する。
ミドルクラスの「MDR-XB60EX」(希望小売価格8715円)は、13.5mmのドライバーユニットを採用。ハウジング部は制振ABS樹脂を使用する。
低価格モデルの「MDR-XB30EX」(希望小売価格4935円)もXB60EXと同じく13.5mmのドライバーユニットを採用するが、ハウジング部に制振ABS樹脂やアルミニウム素材は使用していない。なお、XB30EXにiPhone/iPod/iPad用のヘッドセット機能を持たせた「DR-XB31IP」も登場する。
EXTRA BASS以外の製品も登場。「MDR-EX220LP」(希望小売価格3675円)は13.5mmドライバーを搭載するスタンダードモデルで、アドバンスド・ダイレクト・バイブ・ストラクチャー構造ではないが、密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式となっており、装着時の安定性は高い。
また、売れ筋モデルの「MDR-EX60LP」の後継として「MDR-EX100LP」(希望小売価格2468円)が登場する。従来よりもマグネットを大型化した9mmドライバーにより、感度と音質がアップしている。
このほか、Bluetoothヘッドセットの「DR-BT150NC」(予想実売価格9000円前後)やスマートフォンやiPhone用のコントローラーとマイクを装備したヘッドフォンも登場。DR-BT150NCの外観はウォークマン向けBluetoothヘッドフォンの「MDR-NWBT10N」に似ており、ノイズキャンセリング機能を搭載する点も同じ。ただしDR-BT150NCは通話ボタンを装備し、ハンズフリー通話が可能だ。
