すでに市民権を得た「電子文具」というジャンルが日本に生まれたのは一体いつ頃だったろうか? 基本的にはスタンドアローン(独立して単体で基本機能を有するモノ)で活躍する製品で、「電子技術」を利用して、文具という事務処理の範疇で個人の役に立つ便利な道具のことを指すモノだ。
代表的商品としては、今はパソコン機能に吸収され、ほとんど見かけることがなくなったワードプロセッサーや電子手帳などがある。そして1957年に登場した「Dymo」の子孫とも言えるキングジムの「TEPRA」、セイコーエプソンやブラザー工業の「ラベルプリンター」、カシオ計算機の「NAME LAND」などは、日本市場では「電子文具」というジャンルの代表選手だ。
パソコンが主役だった1995年~2005年の10年間は、多くの電子文具はパソコンとの連結・連携が必然的な機能だった。それが、携帯電話とのワイヤレスな関係になったり、昨今はクラウドとの連携がトレンドになりつつある。
今回、筆者が衝動買いしたカシオ計算機の「memopri」は、人が手書きしたメモやタイプしたメモなどを付箋紙タイプのロール紙に印字してくれる商品だ。裏面にノリの付いたロール紙をどう活用するかはユーザー次第だ。専用ACアダプターが付属するが、単3アルカリ乾電池4本や充電式電池でも動作する。見かけはコンパクトだが、片手の手のひらにやっと乗っかるくらいの大きさだ。
印字テープは、長さはすべて5mで、テープ幅は9mm、12mm、18mmの3種類。カラーは「ホワイト」、「ピンク」、「イエロー」の3色が用意されている。従来のラベルプリンター系の電子文具と比較してmemopriの最大の特徴は、手書き文字の印刷だ。そして、印字テープの裏面(粘着面)に裏紙シールが貼られておらず、一般的な付箋紙のように印字後、速攻で好みの場所に貼り付けることが可能なことだ。
手書きできるタッチ液晶は240×160ドット。付属の専用ペンで、ある程度細かな絵や文字を書くことは可能だった。手書き以外に画面上のソフトウェアキーボードを使用してメモ書きを行ない内蔵フォントを利用して、より鮮明なメモ印刷も可能だ。メモ印刷以外では、カレンダー機能や時計機能、電卓機能などが用意されている。内蔵フォントを利用したラベル印刷では、ボールド文字や縦書きなども指定可能だ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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