今、買うべき春デジギア徹底討論 第5回
11インチクラスに13インチ画面を搭載! 性能も質感も納得のウルトラブック
アスキー総合研究所 遠藤諭所長が推薦「XPS 13」
2012年03月21日 10時00分更新
1月末日
PCは、いま買い時らしい
ニュースにもなっているので見かけた人もいるかもしれないが、PCのお値段が下がっていま買い時らしい。
単純に安い製品があるというのではなく、サクっと起動して、SSDのおかげもあり、ふだんの仕事も早くなる。円高の影響もあるのだが、PCを構成する要素技術が成熟してきて、いいマシンが出てくるタイミングなのだと思う。
そこに、「デルの『XPS 13』というマシンを試用しませんか?」という話がやってきた。XPS 13については、今年1月に米ラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)という見本市で注目されたのを知っていた。パッと見、スタイリッシュデザインに目がいくUltrabook™だ。しかも、個人的にそろそろPCを買い換えようかといろいろ調べはじめていたときだったので※1、2つ返事でOK。その結果が、このレポートだ。
2月初旬某日
速さは仕事の“質”を決定する
PCを買い換えたいと思っていた理由は、いま使っているPCのスピード不足を感じていたから。エクセルでもグラフィックソフトでも、動作が速くなれば、おのずと仕事も早く終わる。それだけ、退社時間が早くなる。しかし、そうしたことが、すなわちPCのスピードの効果だというのは正確ではない。
PCが速いということは、それだけ時間を手に入れたことになる。世の中では、お金で買えないのが“時間”などと言われるが、PCに関してはウソなのだ。
いままで3時間かけてやっていたことが2時間で終わるときには、同じように3時間かければ4.5時間かけた仕上がりになる。イラストレーターでも、私のような分析や原稿を書いたりする人でも、少しでも仕事にクリエイティブな要素があったら、そのことが言えると思う。
“仕事の品質”が変わることの意味はとても大きい。それは、自分自身がいろんなことに前向きになるし、周りの人たちをハッピーにするからだ。
XPS 13のスペックを見ると、デスクトップにも引けを取らない動作スピードが期待できる。CPUには、第2世代インテル® Core™ i7 プロセッサーを搭載。メモリーは、DDR3─SDRAMという流行のメモリー規格を採用、理論上はDDR2の2倍のデータ転送速度を持つといわれるものだ。そして記憶装置には、物理的にディスクが回転するHDDではなく、フラッシュメモリーを採用して高速な読み書き速度を実現するSSDを搭載する※2。がぜん、いろいろ試してみたい気持ちが盛り上がってくる。これは、後日、あっさりと証明されたのではあるが。
S P E C
●OS Windows7 Home Premium ●CPU 第2世代インテル®Core™ i7-2637M プロセッサー ●メモリー 4GB ●ディスプレー 13.3インチ(1366×768ドット) ●ストレージ SSD 256GB ●インターフェース USB 3.0、USB 2.0(PowerShare対応)、Mini DisplayPortほか ●本体サイズ 316(W)×205(D)×6~18(H)mm ●重量 約1.36kg
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