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今、買うべき春デジギア徹底討論 第5回

11インチクラスに13インチ画面を搭載! 性能も質感も納得のウルトラブック

アスキー総合研究所 遠藤諭所長が推薦「XPS 13」

2012年03月21日 10時00分更新

文● 週刊アスキー編集部、提供●デル

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2月下旬某日
絶妙のサイズにただ“唸る”

 私の机の上に試用機が到着。実際に触ってみてまず感じたのは、XPS 13の“ちょうどよい感じ”の大きさ加減である。

【上品なアルミの板?】XPS 13の入った化粧箱から取り出してまず目をひいたのがその"薄さ"だ。

 デルが、このマシンでいちばん前面に出してアピールしているのも、最薄部6ミリというスリムさと、11インチクラスの本体に13インチの液晶を搭載している点である。

 薄さに関しては、特にゴリラガラスによる液晶部分の薄さは凄い。ゴリラガラスとは、コーニング社の開発した特殊強化ガラスのことで、最近になりスマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスで採用されているものだ。

 しかし、仕事で使いたいと思っている私としては、13インチがとても魅力的に見える※3

 PCメーカーのサイトを見てみればわかるが、11インチ以下の画面というのはあくまで“モバイル”用途のものになり、13インチ以上は据え置きの利用にも耐えるという違いがある。ユーザーもそれを知っていて、11インチでは、実際にユーザーに聞いてもウェブにアクセスしたり軽めの仕事くらいになる。

 それが、13インチでは、試行錯誤を繰り返すようなクリエイティブな仕事で使えるようになる。これは、解像度というよりも人間の視野とか端末との距離感とかと関係している。

 たとえば、知り合いとカフェで偶然に会って、その相手が11インチで仕事をしているのだったら、すぐに13インチの価値を認めるはずだ。XPS 13は、その1点だけでも“カフェで負けないPC”だということである。

2月末某日
キーボードが素晴らしい

 1週間ほど試用。「このマシンはフツーにカッコよく、むしろ、使いやすさやスペックを堪能するマシンだ」という結論に達する※4

 天板は、シンプルなアルミの仕上がりで、指紋や傷がつきづらく、皮脂などの汚れにも強い。背面はカーボンで独特のテクスチャーと手触りが楽しめる。モバイルなので、両面がカッコよくなければいけないのだが、それは、もはや必要十分条件であってアドバンテージではないのだ。

 それを象徴するのが、キーボードまわりの出来がとてもよいことである。フローティングタイプでデザインもよいし、刻印も綺麗なのだが、とかくキーボードが物足りないことのあるモバイルノートとしては出色のキータッチなのだ。たたいたときに堅い板にカタカタと当たるような安定した底付き感とでもいうものがある。長時間の使用にも十分耐えている。

【キーボードを堪能】たたいたときの感触に酔う。堅い板にカタカタと当たるような安定した底付き感だ。

 ファンクションキーに音楽などの再生や早送りなどの操作が割り振られている。これで感じるのは、XPS 13は、カフェでも仕事したいようなユーザーを想定しているが、やれることを制限されたくない人たちのためのPCだということだ。

 そのために、大きさや画面サイズ、十分なスピード性能などをチューニングした新世代のノートだといえる。

【ゴム足の実用性に感心】2本のラインになったゴム足は、机面にしっかりと食いつき、安定感が抜群。

 会議室で、取引先で、そしてカフェでと、常に持ち歩いてふだんの仕事をいつもどおりこなす。カッコがよくて、高いハードウェア性能、広い画面、打ちやすいキーボードでこなせれば、それは理想の世界だ。

【カーボン繊維の織り目模様】カーボンの模様が美しい。たたんで持ち歩くモバイル機ならこだわって当然なのだ。

※1 スマホがあってもPCは絶対必要

 私の場合、タブレットやスマートフォンを利用しているが、どうしても仕事でいつもPCを持ち歩いている。タブレットを1時間たっぷり使ったつもりが、PCなら20分で終わる内容だったというようなことに心当たりのある方もおられると思う。もちろん、タブレットもスマートフォンも便利だから「使い分けの時代」が来ているといえる。

※2 SSDなどの恩恵でキビキビ仕事できる

 高速なCPU や、SSDのおかげでエクセルの巨大表の操作も軽々とやれるようになった。打ち合わせなどシビアな場面でも、PCがパッと復帰するようになった。気が付いたら、ノートPCというものがえらくキビキビとなっていたのだ。

※3 ふだんの仕事をいつもどおりこなせるか

 実は、個人的にPCを買い換えようと思っていたのは、会社の机の上で地味に仕事の役に立つマシンだった。しかし、XPS 13に触っていて思ったのは、「これでふだんの仕事もいける」という感覚だった。

※4 ただカッコイイだけのモバイルノートではない

 XPS 13は、一見、いままでもあったモバイルノートだが、時代の変化を吸収した新しいカテゴリーのコンピューターなのだと思う。そのあたり、デルの“リアルサイト”で実物に触って感じてもらうのがよさそうだ。

【デル・リアル・サイト】直販で有名なデルだが、実は40店舗以上のリアルサイトがあり、実際に機器に触れる。なお、いなまらカーボン製のコルナゴとフェラーリの2大ブランド コラボモデルをゲットできるキャンペーンを開催中!

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