1月19日、ジャストシステムはファイルサーバーの状態を可視化し、重要度や利用状況などに応じて情報を整理する「GDMS(Green Document Management System)」の新製品「GDMS 2.1」を3月1日に発売すると発表した。
GDMSは、ファイルサーバーに保存されている、
- 何カ月もアクセスされていないファイル
- 内容が重複しているファイル
- ファイル名が類似しているバージョン違いのファイル
などを検出。不要なファイルの削除したり任意の領域へ移動するなどの整理が行なえるファイルサーバー肥大化対策システム。ファイルの整理を定期的に自動実行することで、効率的なファイルサーバーの運用と情報の品質向上が可能となる。加えて、ファイルのアクセス権設定をチェックし、機密情報や重要文書の適正な管理を支援する機能も搭載する。
新バージョンの「GDMS 2.1」では、設定した条件に基づいて利用頻度が低いと判断したファイルを、メインの共有領域から運用コストのより低い2次保管領域に定期的に「退避」し、さらに一定期間利用されなかった場合に自動で「廃棄」する。退避する際には、ユーザーの利便性を損なわないよう共有領域に退避先へのショートカットを作成することも可能だ。
共有領域から2次保管領域へと段階的にファイルの整理を行なうことで、「ファイルがすぐに削除されてしまう」という心理的な負担を軽減しながら、業務上必要な情報を共有領域に集約できるという。
価格は、管理対象サーバーのストレージ容量が1TBまでの「GDMS 2.1(1TB)」が130万円、3TBの「GDMS 2.1(3TB)」が180万円、10TBの「GDMS 2.1」が280万円。なお、この対象容量には、2次保管領域は含まない。