ネットスターが「NetSTAR ビジネススマートセキュリティ」を2月末提供へ
SafariもOK!iPhone/iPad対応のURLフィルター&MDM
2012年01月17日 06時00分更新
1月16日、ネットスターはiPhone/iPad対応のクラウドサービス「NetSTAR ビジネススマートセキュリティ」を2月末より提供すると発表した。
NetSTAR ビジネススマートセキュリティは、URLフィルタリングやファイアウォールなどのセキュリティ、アプリケーションフィルタやリモートワイプ、ポリシー監視などのMDM(モバイルデバイスマネジメント)機能を提供する月額/年額制サービス。
同社はiPhone向けに、URLフィルタ機能付きのWebブラウザ「NetSTAR ビジネスブラウザ」を提供しているが、Safari利用時にはフィルタが行なえず、確実なフィルタリングにはSafariの利用を無効にするなどの必要があった。一方、NetSTAR ビジネススマートセキュリティは、強制的にVPNを使い、端末からの通信をすべて同社サーバー経由で行なわせる。これにより、SafariでもURLフィルタリングが可能になるなど、アプリを問わずフィルタリングが行なえるの特徴の1つだ。
またMDMでは、アプリケーションの利用制限や機能制御(アプリケーションフィルタリング)、iOSが搭載するロック設定の有効化/無効化、デバイス情報管理、さらに端末の盗難紛失時に便利なリモートワイプ/ロックなど機能を提供する。
アプリケーションフィルタリングでは、ホワイトリストとブラックリストに対応する。ブラックリストに記載されたアプリケーションをインストールした場合、強制的にリモートワイプを行なうことも可能だ。
NetSTAR ビジネススマートセキュリティの価格は、初期費用が1契約あたり10万円。利用料は、URLフィルタリングとファイアウォールと提供する「基本セキュリティサービス」が、1デバイスあたり月額500円もしくは年一括6000円。MDM機能を提供する「マネージメントオプション」は、月額400円/年一括4800円となる。また、ユーザー企業にVPN接続を行なう「拠点間VPNオプション」も用意されており、こちらは月額600円/年一括7200円だ。