OCZ Technologyが報道関係者向けの新製品発表会を都内で行なった。発表会では、“COMPUTEX TAIPEI 2011”で展示されたPCI Express x4接続のSSD「RevoDrive 3 X2」や、2.5インチHDDとSSDを組み合わせた「Revo Hybrid」などが披露された。
注目の新製品はPCI Express x4接続のSSD
RevoDrive 3 X2は、人気のSandForce製コントローラSF-2281を4基搭載し、RAID 0を構築できるPCI Express x4接続のSSD。転送速度は読み込みが最大1500MB/s、書き込みが最大1200MB/sで、4Kランダムライトは最大20万IOPSを実現。容量は240、360、480、720、960GBの5タイプを展開し、RAIDアレイを1つのドライブとして認識させる同社独自の仮想化技術「Virtualized Controller Architecture」にも対応している。
発表会ではこのRevoDrive 3 X2(480GBモデル)を搭載したデモ機でベンチマークを実行。その転送速度をアピールした。
さらに、SF-2281を2基搭載した下位モデル「RevoDrive 3」もラインナップしている。こちらの転送速度は読み込みが最大900MB/s、書き込みが最大700MB/sで、4Kランダムライトは最大12万IOPSを実現する。120GBと240GBの2モデルを展開する予定だ。
2.5インチHDDを搭載可能なRevo Hybrid
RevoDrive 3にSATA3.0対応2.5インチHDDを組み合わせた「Revo Hybrid」も参考出展されていた。これはHDDのキャッシュとしてSSDを使用し、HDDの大容量とSSDの転送速度というお互いのメリットを組み合わせた野心作。
転送速度は読み込みが最大575MB/s、書き込みが最大500MB/s、4Kランダムライトは最大3万IOPSとなる。HDDは別売で、SSDの容量は240~960GBでいくつかの展開を予定している。2011年末から来年にかけての発売を目指して開発中とのこと。