2月28日、NECは、プライベートクラウド環境の構築に必要な機能を提供するソフトウェア製品群を強化すると発表した。
企業がプライベートクラウド環境を導入する際に重要となる、既存システムやパブリッククラウドとの連携、多様なシステム環境の統合管理、データ量の爆発的な増大への対応とリアルタイムな情報活用などをポイントにソフトウェア製品を強化したという。
具体的には、多様なクラウド環境を一元的に管理できるソフトウェアやプライベートクラウド環境の負荷変動やデータ量の増加に対応するソフトウェアを、2011年度より順次市場に投入する。
投入予定の主なソフトウェアは以下の通り。
- WebSAM Cloud Manager
- プライベートクラウド環境と既存システム/パブリッククラウド間のサービス連携機能と多様なクラウド環境を一元的に管理し、クラウド環境間のリソース融通機能を統合したスイート製品
- WebSAM vDC Automation
- プライベートクラウド環境を運用するデータセンターの管理を自動化する機能を統合したスイート製品
- InfoFrame クラウド指向データベース(仮称)
- プライベートクラウド環境の急激な負荷変動やデータ量の増加に柔軟に対応できるメモリ型データベース
価格と出荷時期は下表の通り。
市場投入する予定の製品と価格 | 製品名 | 価格(税別) | 出荷予定時期 |
---|---|---|
WebSAM Cloud Manager | 基本使用料:25万円~/月 従量料金:50円~/月・ID |
2011年10月 |
WebSAM vDC Automation | 従量料金:7,000円~/月・管理対象サーバ | 2011年10月 |
InfoFrameクラウド指向 データベース(仮称) |
1560万円~ | 2011年8月 |