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マイケルは間違いなく渋谷と汐留に降り立った!

マイケル降臨! あの幻のライブを3D中継!【前編】

2010年12月29日 02時05分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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マイケル逝去から1年半
開催されるはずだったライブが今、再現される!

 みんな大好きKING OF POP“マイケル・ジャクソン”。2009年の6月に急逝した衝撃は、いまだに多くの人々の心に残っているだろう。そのマイケルが、生前に予定していたライブツアー『THIS IS IT』。残念ながらこのツアー開催はなくなってしまったが、リハーサル映像を編集した映画作品『THIS IS IT』が大ヒットし、50歳になってもなお、歌声、ダンスともにまったく衰えていなかったことを証明した。

 もはや幻となったライブを夢見つつ、映画『THIS IS IT』で動くマイケルに酔いしれ、再び「人生は辛いだろ?」的な毎日を繰り返していくしかなかったファンに、ビッグプレゼントが届いたのである!

社内で唯一、PS3のTHIS IS IT同梱版買った筆者。マイケルと3Dと聞いては黙っていられるわけがない。ソニーさんにゼログラビティ(斜めに倒れるやつ)ばりに頭を下げて、なんとか座席を確保! なお、ムーンウォークをクラスで一番最初にマスターした男(自称)の吉川は他の部署へ異動したため不参加

 日本テレビが主催し、ソニーがグループ全社を挙げてサポートするイベント──その名も「今蘇る マイケル・ジャクソン」が、23日に東京は渋谷のSHIBUYA-AXで開催された。しかも、ソニーが誇る3D技術を使っての2元中継が行なわれるということもあり、ASCII.jpマイケル部(部員1名)の筆者としては行かない理由を探すのが難しい! すぐさま取材を申し込み、会場へと走った(ムーンウォークで)。

会場となったSHIBUYA-AX。原宿と渋谷のちょうど中間くらいの場所にある。オールスタンディングで1500~2000人規模のライブハウスは、都内でも数少ない

 前編となる今回はライブレポを中心に、後編では今回3D中継を担当したソニーPCLのプロデューサーへのインタビューをお伝えする。民放の雄・日本テレビと、「make.believe」を掲げるソニーが実現した、一夜限りの奇蹟とは!?

まさしく、そこにマイケルはいた!

 SHIBUYA-AXで開催された「今蘇る マイケル・ジャクソン」は、幻となったマイケルのロンドン公演を、世界で初めて一部再現するというコンセプト。映画に出てきた振り付け師やダンサーたち、つまり本当にマイケルのライブに関わっていたスタッフたちが、この日のためだけのステージを披露してくれる、スペシャルイベントだ。

 24日の「金曜ロードショー」では『THIS IS IT』が地上波初オンエアされたのだが、その前夜祭として一足先にマイケルの世界を堪能して盛り上がっていこうというもの。

 しかも、驚くことにこのイベントは無料! 10日の「金曜ロードショー」内で募集告知を出し、当日のみウェブサイトで受け付けして、1万3000組もの応募の中から、1300組が当選した。1日2公演あり2600人が見られたワケだが、それでも倍率が高すぎだ……。

 そんな鬼の倍率を制したファンたちの熱気は凄かった! 筆者は19時からの回(1回目は16時)だったので、18時くらいに会場に到着したのだが、SHIBUYA-AXの中庭にはファンがギッシリ! 聞いてみると、場所取りのために午前中から並んでいるファンもいたほど。マイケルのコスプレをしたり、ロンドン公演で発売される予定だったTシャツを着たりと、この聖なる一夜を楽しむための準備は万全のようだ。

 会場に入ってフロアを見渡すと、4台のカメラが設置されているのがわかった。これが別会場の日テレホールへ3D中継するためのカメラである。この辺は次回解説しよう。なお、写真が少ないのは大人の事情なので察してほしい。

 ソニーさんに用意していただいた超VIP席に着いて、ライブが始まるのを待つ。このイベントの準備期間は約半年間、直前のロサンゼルスでのリハーサルは一週間だったそうだ。映画にも出演していたダンスコレオグラファー(振り付け師)の、トラヴィス・ペイン氏が全面協力し、ツアーに参加予定だったダンサーが8名、特別ゲストとして同じくツアーに参加予定だったギタリストのオリアンティ氏も来日し、この上なく豪華な布陣だ。そのうえ、ライブで流すために3Dで撮影された「Thriller」「Smooth Criminal」「EARTH SONG」の3曲の映像も、3Dで見ることができるというのだ。

 司会の赤坂泰彦氏が去ったあとは、ライブはスリラーの3D映像からスタートし、黒い衣装に身を包んだダンサーたちが登場! もういきなりテンションマックス! ちなみに3D映像は、最近の傾向ともいうべき「奥行き感」を重視したもので、飛び出してくる驚きよりも作品への没入感がハンパない。

 途中、関係者へのインタビューやメイキング的な映像を交えながら、ライブは進んでいく。ダンスのレベルは言わずもがなのキレキレの動きで、マイケルのバックで踊る予定だったであろうダンスを惜しげもなく披露していく。ギターソロでオリアンティが出てくれば、客席もヒートアップ!

 当初「THIS IS ITを再現」と聞いていたので、誰がマイケル役をやるのだろうか、ステージ演出はどうなるのだろうか、という疑問はあった。実際目にした光景は、マイケルの歌声は流れているがマイケル役は誰もいなく、皆バックダンサーとして踊っている。歌のライブではなくダンスショーだったのだ。個人的な解釈だが、なるほど、これはトラヴィス氏による「再現」というより「トリビュート」なんだと。

 マイケル不在のステージとはいえ、彼が中心で踊っているんじゃないかと感じさせるくらいパワフルでスタイリッシュなステージだった。終始圧倒されっぱなしで、この人たちを率いて踊るマイケルってどんだけスゴイんだと。途中、マイケル渋谷に来てたんじゃないかな?

 そんな夢のような一夜は、全10曲であっという間に終わってしまい、同様のイベントは今後行なわないという。そんな貴重なイベントを見られた奇蹟を感謝しつつ家路に着いたら、風邪をこじらせて丸3日間寝込んだというオチがついた(だが一片の悔いナシ!)。

 さて、後編ではいよいよ3D中継の謎に迫る! 3Dでどうやって中継するの? タイムラグは? 3Dの方式は? などなど、ソニーPCLのプロデューサーが明かしてくれるぞ。

「今蘇る マイケル・ジャクソン」
セットリスト

  1. Thriller
  2. JAM
  3. Drill
  4. CADENCE+They Don't Care About Us
  5. Smooth Criminal
  6. The Way You Make Me Feel
  7. Billie Jean
  8. DANGEROUS
  9. HEAL THE WORLD
  10. EARTH SONG(イントロダクションのみ)
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