NTT東日本は「フレッツ光」の契約者を対象に、Android搭載タブレット「光iフレーム」と、その上で展開するコンテンツサービス「フレッツ・マーケット」の提供を11月25日に開始する。光iフレームはレンタルの場合、月315円(購入時は2万4150円)。フレッツ・マーケットの利用料は、1契約あたり月210円。
光iフレームはタッチパネル部が静電容量方式の「WDPF-701ME」と、抵抗膜式の「WDPF-701SE」以外に、amadanaモデルの「WDPF-702ME」(販売時期未定、購入のみで価格は3万6750円)の3タイプの端末が用意される。いずれも7型液晶パネル(解像度は800×480ドット)とAndroid OS 2.1を搭載。通信機能は無線LANのみで、基本的に家庭内での利用を想定している。
当初用意されるコンテンツも、先進的なユーザーというよりはファミリー層を対象としているようで、ニュースやレシピ、医療情報、落語、ゲームなどが含まれている。また無償アプリだけでなく、有料アプリも提供され、フレッツ光の利用料と合算して請求される。
地域コミュニティや自治体と提携し、サービス事業者によるカスタマイズを想定しているのも大きな特徴である。発表会ではトライアルサービス時の事例として、千葉県佐倉市にあるニュータウン「ユーカリが丘」のデベロッパーである山万株式会社が紹介された。同社は地域ポータルをフレッツ・マーケット上に構築。生活情報の配信を通じて、開発から30年以上経った中で徐々に進行している老齢化や過疎化への対策を行なっていきたいとした。
また、フレッツ・マーケットにはアプリ配信者向けのプランも用意。アプリ登録料や配信料は有償になるものの、月額料金制/売り切りの両タイプで情報料の回収代行も行なう。
