オンプレミス版Office Professional Plusの利用権付きプランも用意
マイクロソフト、クラウド型オフィススイート「Office 365」提供へ
2010年10月21日 18時00分更新
10月19日(現地時間)、米マイクロソフトはオフィスアプリケーションのクラウドサービス「Office 365(オフィス 365)」を発表した。日本を含む世界13カ国および地域でベータテストが開始され、2011年中に世界各国で正式サービス開始の予定だ。
Office 365は、これまで提供してきたクラウドアプリケーション
- Office Web Apps(Word、Excel、PowerPoint、OneNote)
- Exchange Online
- SharePoint Online
- Lync Online(リアルタイムコラボレーション)
などを統合した月額制サービス。
複数のプランが用意される予定で、従業員が25人未満の組織向けの「Office 365 for small businesses」は、1ユーザーあたり月額6ドル(約490円)もしくは5.25ユーロ(最大50ユーザー)。上記のWebサービスに加え、25GBのメールボックス、チーム専用のコレボレーションサイト、Webサイト構築までを含んだサービスを利用できる。
また、大企業向けの向けの「Office 365 for enterprises」では、電子メール利用だけのミニマムなプランが1ユーザーあたり月額2ドル(約160円)もしくは1.75ユーロ。クライアントPC上で動作する通常のオフィススイート(Office Professional Plus)、メール、エンタープライズ向けソーシャルネットワーク、インスタントメッセージング、音声/ビデオ会議、24時間365日の電話サポートなどがセットになったプランも用意されており、こちらは1ユーザーあたり月額24ドル(約2000円)もしくは22.75ユーロとなる。
ほかに、教育機関向けの「Office 365 for education」も提供予定だ。