このページの本文へ

機密情報をクラウド上に保管せず、暗号化やアクセス管理、制御機能のみを提供

日本IBM、デジタル文書セキュリティをクラウド化

2010年09月10日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 9月9日、日本アイ・ビー・エムは、機密情報の漏えい防止を支援する「デジタル文書セキュリティー・クラウド・サービス」を発表。10月から提供開始する。

機密情報の漏えい防止を支援する「デジタル文書セキュリティー・クラウド・サービス」を発表

 デジタル文書セキュリティー・クラウド・サービスは、文書や技術データなどの機密情報をクラウド上に保管せず、暗号化やアクセス管理、制御機能のみを提供するサービス。

 具体的には、送信者は機密情報を暗号化し、その際に、制御ポリシー、ユーザー管理、有効期限、アクセス情報管理といった情報を同サービス上に設定して送付。利用者は暗号化された情報を受け取った後、情報を復号し、ポリシー情報に従った利用だけ許可される仕組み。

 利用者の制限や有効期限の設定などを細かく制御でき、情報の二次漏えいや契約期限以降の利用を防止でき、さらに情報が利用者に渡った後でも、操作履歴を残せるため、不正利用者を特定できるとしている。

 利用料金は1ユーザーあたり月額600円。また、初期費用は別途発生する。

■関連サイト

カテゴリートップへ