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ネットに生きる現代の匠“CTO・エンジニア”に聞く 第1回

nanapiワークスで投稿数の大幅拡充を狙う

ライフレシピで人生をハッピーに、ロケットスタート和田CTO

2010年10月06日 09時00分更新

文● 宇田川和成/TECH.ASCII.jp編集部

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ライフレシピ共有サイト「nanapi(ナナピ)」を運営するロケットスタートCTO和田修一氏

 「ネットに生きる現代の匠“CTO・エンジニア”に聞く」と題し、技術のトップとして働くCTOやエンジニアの素顔に迫る連載企画。第1回はユーザー投稿による日常生活のちょっとしたアイデアや暮らしの知恵といったライフレシピを紹介するサイト「nanapi(ナナピ)」を支える、株式会社ロケットスタートCTO和田修一氏にCTOに就任する経緯や、今後の展望、普段の生活などを伺った。

CTOが愛用する7つ道具を拝見

和田CTOの7つ道具

── 普段使っている7つ道具を紹介してください。

(7つ道具として紹介していただいたのはキーボード、ノートPC、電卓、ノイズキャンセルイヤフォン、ホワイトボード、iPhone、コーヒーメーカーの7つ)

和田  キーボードは楽天にいたころから東プレのRealforceを愛用しています。ちなみに3つ持っています。ロケットスタートでも使っている社員が多いですよ。あとは作業に集中するためのノイズキャンセルイヤフォンはマストですね。

 この薄型軽量タイプのVAIOは会社で使うというわけではなく、常に携帯して何かトラブルが発生した場合に対応できるようにしています。電卓は色々な計算には必須ですよね。

 コーヒーが好きなのでコーヒーメーカーは豆を挽く機能もついたものでおいしいコーヒーをいつも飲んでます。携帯はドコモも持っていますが、iPhoneを愛用しています。

7つ道具のほかには、勤務時間中、長時間座るイスは人間工学に基づいたアーロンチェアを愛用

── 1日のスケジュールを教えてください。

和田氏のとあるオンとオフのスケジュール

和田  休日には必ずスポーツジムに行くと決めています。かなり体は鍛えています。

技術を身につけたのは社会人になってから

ロケットスタートCTO和田修一氏

── 現在ロケットスタートCTOとして活躍されていますが、CTO就任までの経緯をお聞かせください。

和田  大学卒業後、2005年に楽天に就職しました。楽天には4年ちょっとお世話になりました。その後、中学・高校の同級生だった古川(ロケットスタート代表取締役)と「nanapi」を2009年から本格的に開始しました。

 学生時代は理系というわけではなく、経済学部で勉強しながら、趣味のバンド活動などするといった普通の大学生だったので、特にプログラミングとか技術的なことをやっていたわけではないんです。なので、技術的なことに関しては会社に入ってから覚えた感じです。

 現在の経歴につながるか分かりませんが、しいてあげればやっていたバンドのホームページは作成しました。ただし、タグ打ちとかではなく、ホームページビルダーを使いましたが……。

── 楽天ではどのような仕事を?

和田  楽天では最初の2年間はサーバーの構築やストレージの運用などインフラ系のエンジニアをやっていました。その後、2年間ほど楽天の国際展開の立ち上げエンジニアをやっていました。2008年に楽天が台湾に進出した際の立ち上げが主な仕事でした。

 最初に2年間携わったのは日本の楽天市場のインフラでした。すでにある程度完成されたものだったので、その時の仕事は主に運用が中心となっていました。ですが、国際展開するとなると、当然日本と海外のネットワークの遅延などの調査も1から始めなければいけませんでした。いろいろな問題が起こったり苦労はしましたが、いろいろなチャレンジもできました。

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