LEGOといえば、老若男女を問わず世界中に膨大なファンを抱えている、デンマークのブロック玩具企業だ。
LEGOとよく比較されるモノに、大英帝国の生んだジグソーパズルがある。小さなピースをつないで平面の画像や、昨今は立体まで作れるパズルだ。
ただし、LEGOとジグソーパズルは、似ているようでも大きく異なる。パッケージで売られている商品だけを見ると、LEGOもジグソーパズルも最終完成形があり、それに向かってブロックやピースを組み合わせて行くプロセスを楽しむ玩具だ。
しかし、LEGOのブロックは汎用性があるため、必ずしもお手本通りに作らなくてもいい。既製品にはないユニークな完成形を創造力を働かせて創り上げることができる。
個人の創造性が求められる現代において、多くの大学や企業が求める人材は、ジグソーパズル型人間ではなく、LEGO型人間だとも言われている。21世紀の今、人類が必要としているのは「解決」ではなく「創造」なのかもしれない。
今回衝動買いしたのは、そんなLEGOから発売された「LEGO Digital Camera」というトイデジカメだ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。
(次ページへ続く)

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