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80年代とネットが生んだ「護法少女ソワカちゃん」

2009年09月18日 18時00分更新

文● ノトフ

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初音ミクとは微妙に(?)似て非なるキャラクター「ソワカちゃん」。この奇抜な世界観はどこから生まれてきたのだろう

 動画投稿サイト、ニコニコ動画はクリエイターの発表の場だ。そこには毎日のように数多の作品が投稿され、その中にはプロをも超えるようなクオリティのものもある。huke氏が手がけた「ブラック★ロックシューター」PV(関連記事)などがまさにそうだ。

 しかし、ニコニコ動画は誰もが投稿できる自由の場だということも忘れてはいけない。プロのような作品ばかりではなく、アマチュアだからこそ出来るようなものも沢山あるのがニコニコ動画の面白いところだ。その中でもとりわけ異彩を放ち、カルト的な人気を誇る作品が、今回インタビューをしたkihirohito氏の「護法少女ソワカちゃん」シリーズだ。



 ソワカちゃんの世界を説明するのはとても難しいが、あえて言うなら「ストーリー仕立てのミュージッククリップ」。ソワカちゃんという女の子が主人公となり、父親の死の真相を暴くために旅に出て、悪の組織と戦うという物語だ。現在、14話までが発表されている。

 ソワカちゃんの「仏教魔法少女」という設定だけでも変わっているのだが、奇抜なイラストと、作品にちりばめられている小ネタやパロディーの応酬、そして楽曲が一体になり、なんとも不思議な雰囲気をかもしているのが人気の理由だ。

 7月、そのソワカちゃんがついにDVDとして発売された。amazonのDVD予約ランキングでは5位にまで食い込み、「ヱヴァンゲリヲン」「崖の上のポニョ」そして「ソワカちゃん」という並びでファンはもちろん、ネット全体に話題を呼んだ。

 そんなソワカちゃんの作者であるkihirohito氏に、ソワカちゃん制作の裏側や、DVDを出し、名実ともに「デビュー」することになったときの心境を伺った。まだまだ謎が多い作品と作者だが、その姿を少しでもお伝え出来れば幸いだ。

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