「次世代PHS」とも呼ばれる「XGP」規格の高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP」のエリア限定サービスが、4月27日からスタートする。
最初はウィルコム本社におけるデモや実証実験などとなるが、6月以降に500ユーザー(法人限定)に無償で端末を貸し出す。
エリア限定サービス期間に検証やチューニングを行ない、10月に本格サービスを開始する予定だ。
基地局は6月までに数百台設置
基地局は現在、東京駅周辺に100台あり、6月までに山手線内の一部地域に数百台の基地局を設置する予定。本格サービス時の対応エリアはまだ未定だが、ユーザーのトラフィックが多い(ニーズの高い)ところから始めるということなので、都市部中心に展開していくことになる。
エリア限定サービス期間中は通信料などは無料。本格サービス時の料金は「現在検討中」とのことだが、同社の喜久川社長によれば「既存のPHSよりすごく高いということはない」「できるだけ安く、できれば定額制」とのこと。現状より安価で高速なモバイルデータ通信が実現するかもしれない。
最初の端末はPCカード型2機種
WILLCOM CORE XGP最初の対応端末(通信カード)として発表されたのは、NECインフロンティア製の「GX000N」と、ネットインデックス製の「GX000IN」。
いずれもPCカード型。WiMAX用の通信チップセットを応用して短期間で開発できたという。
