ウノウ(株)と(株)DEPは24日、映画などのワンシーンをカット編集したり、字幕や吹き出しを付けるなどしてオリジナル動画を作成・公開できるサービス“i-Cut!(アイカット)”を、ウノウの映画情報サイト“映画生活”で提供開始したと発表した。利用には映画生活へのユーザー登録(無料)が必要だが、登録しなくとも視聴は可能。
映画生活のトップページ。中央の動画は、i-Cut!で作成された“エビランチ” |
i-Cut!は、DEPが米ユナイテッドフィルム(Unitedfilm)社からライセンスを取得した、1910年代~1980年代の映画/アニメーション/ドキュメンタリーの動画素材を、ユーザーが自由に編集・加工して、映画生活サイトで一般公開できるというもの。動画はFlashVideo形式で作成され、ダウンロードは不可。字幕や吹き出しを付けることで、(株)リクルートのクーポンマガジン“ホットペッパー”のTVCMのように、本来のセリフとは関係ない対話でオリジナルストーリーを繰り広げることができる。
オリジナル動画の視聴後には、使われた元の動画へのリンクやその動画を使って別の編集・加工が行なえる機能(編集・加工にはユーザー登録が必要)、視聴者が自分のブログページに埋め込んで再生・視聴するためのリンク(エンベディッドリンク)機能が用意されるなど、利用者参加型のサービス(CGM)になっている。
DEPではこのサービスを“トライアル”と位置づけて無料提供しているもので、将来的にはサービス拡充によるビジネス化を目指していきたいとしている。