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ライフボート、アクセスログ管理ソフトと暗号化フォルダー管理ソフトを発売

2006年11月13日 12時46分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)ライフボートは13日、個人ユーザーおよびSOHO/小規模オフィス向けセキュリティーソフト“簡単セキュリティ”シリーズの新製品として、ファイルの利用状況を記録するアクセスログ管理ソフト『シッカリ記録アクセスログ Ver.1.5』と、リムーバブルメディアや外付けHDDに暗号化領域を作って個人情報などをセキュアーに管理できる『キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5』を発表した。シッカリ管理アクセスログは12月8日、キチッと秘密メディアロック2は12月15日に販売開始予定で、価格は6090円と7140円。

シッカリ記録アクセスログ Ver.1.5のパッケージ
『シッカリ記録アクセスログ Ver.1.5』のパッケージ

ログファイルの改ざん防止機能も備えた
『シッカリ記録アクセスログ Ver.1.5』

シッカリ記録アクセスログは、ファイルアクセスやハードウェアの追加と削除、ログオン/ログオフ、キーボード入力やウィンドウ操作、ウェブブラウザーによるインターネット上の情報表示など、パソコン上の各種操作をログとして記録するアクセスログ管理ソフト。

シッカリ記録アクセスログの設定画面
シッカリ記録アクセスログの設定画面。どのログを記録するか選択が可能

ログオンしたユーザーアカウントごとにログは個別管理され、操作などのアクションがあるたびにリアルタイムに日時と内容が記録される。また、同ソフトのAPIを通じてほかのアプリケーションと連携することも可能で、Word/Excelなど他社アプリケーションの利用実態も記録することができる。記録したログファイルは改ざん、変更、削除ができないようにパスワード付きファイルで保護され、ログ管理期間の設定も可能。

シッカリ記録アクセスログのログモニター画面
シッカリ記録アクセスログのログモニター画面。プロセス単位で起動/終了の日時を管理できる

対応OSはWindows 2000(SP4以上)/Windows XP SP2以上。ライフボート製品の登録ユーザー向けには優待販売も予定している。



キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5のパッケージ
『キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5』のパッケージ

秘密領域へのアクセスログも記録
『キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5』

キチッと秘密メディアロック2は、内蔵/外付けHDDやリムーバブルHDD、USBメモリー、各種メモリーカード、MO、DVD-RAMなどの書き換え可能メディア(※1)に対して、暗号化した秘密領域を作成し、個人情報などの重要ファイルを管理・運用できるというもの。暗号化領域はメディアの一部、もしくは全体に対して設定可能で、暗号化方式はAES(Advanced Encryption Stanadard)、設定できるパスワードは最長63bytesまで。もし総当たり式のパスワード攻撃ソフトがアクセスを試みた場合(1~10回の指定した回数、連続して間違って入力した場合)には、データを自己破壊することで読み出し不能にして重要ファイルを保全する機能もある。

※1 HDDに作成した秘密領域をCD-R/RWやDVD-R/RW、DVD+R/+RWなどに複製して、そのデータを秘密ドライブとしてマウントし、読み出すことも可能だが書き込みやファイル変更は不可

運用方法としては、メディアロック2をインストールしたパソコンで秘密領域を作成したメディアを読み込むと、仮想ドライブ“秘密ドライブ”としてマウントし、内容を参照したり編集・変更やファイルの追加、削除が可能になる。マウントしない限りは、秘密ドライブの存在がWindowsのエクスプローラーなどから認識されない。1つのメディアに対しては1つの秘密ドライブのみ作成可能だが、パーティションを分けたHDDに対してはそれぞれにパーティションごとに1つずつ秘密ドライブを作成できる。

また、メディアそのものに認証アプリケーション『フリーレシーバー』を添付し、メディアロック2のインストールされていない環境(対応OS参照)で秘密ドライブを参照・変更することもできる。ただし、フリーレシーバーでは新たな秘密ドライブの作成は行なえない。

秘密ドライブへのアクセスログをシッカリ記録アクセスログで記録・管理できる
キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5に同梱されたログ取得DLLを、シッカリ記録アクセスログに追加することで、秘密ドライブへのアクセスログも記録・管理できる

Ver.2.5の新機能としては、上記のシッカリ記録アクセスログ Ver.1.5と連携して、秘密領域へのアクセスログを管理し、秘密領域の作成/削除、秘密ドライブをマウント有効/停止、設定変更などが行なわれた日時を自動記録できるようになった(別途シッカリ記録アクセスログ Ver.1.5が必要)。これにより、万一パスワードが盗み見られた場合でも、不正アクセスされたかどうか、いつ不正アクセスがあったかが確認できる。

対応OSはWindows 2000(SP4以上)/Windows XP SP2以上。


なお同社では、両ソフトとも次期Windows“Windows Vista”のRC2(リリース候補2)での動作確認を行なっており、OSの発売後には“正式対応版”(32bit版OSのみサポート)へのアップグレードファイルを無償提供するとしている。

さらに、簡単セキュリティシリーズとUSB機器/USBストレージデバイスの指定商品を同時に購入したユーザーに、抽選で65名にUSB接続のウェブカメラなどが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。期間は12月8日から2007年1月31日まで。詳細は同社キャンペーンサイトを参照いただきたい。

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