米アップルコンピュータ社が現地時間の7日より開催している世界開発者会議“WWDC”。イベントの冒頭では、スティーブ・ジョブズCEOなどがスピーチする基調講演が行なわれ、デュアルコアXeonを採用したプロ向けデスクトップ『Mac Pro』やサーバーマシン『Xserve』、次期Mac OS X“Leopard(レパード)”の10の機能などが明らかになった。
ここでは基調講演のうち、Leopardの機能を紹介した部分について写真でレポートをお届けする。なお、米アップルのウェブページではLeopardの主要機能がムービー付きで解説されているので、興味のある人は見てみるといい。
Leopardは2007年の春にリリース予定 | ジョブズ氏は「Leopardにはいくつか、今回のWWDCでも話さない“TOP SECRET”の機能がある。Windows Vistaに真似されては困るので出荷直前に発表する」と断っていた |
Leopardで新しく採用されるバックアップ機能“Time Machine(タイムマシーン)”。Time Machineのアイコンを押すと、デスクトップが時間旅行のようなインターフェースに切り替わり、過去のある地点までさかのぼって目当てのデータを取り出せる。利用には外付けHDDが必要で、内蔵HDDのデータを丸ごと外付けHDDにバックアップする仕組みだ |
目を引く画面効果のムービーを作れる映像エンジン“Core Animation(コアアニメーション)”。アルバムジャケットが舞うiTunes + iPodのCMは、実はこのCore Animationで作られていた |
“Dashboard(ダッシュボード)”は、Tigerで採用した“ウィジェット”と呼ばれる小さなアプリケーションの動作環境。“Dashcode”や“WebClip”といったウィジェット制作ツールが充実した | Mac OS Xでは既に定番のチャットソフト“iChat”は、ビデオの背景を好きな場所に変えて合成する機能などが追加される |
Leopardは、32bitと64bitアプリケーションを両方サポートする | 現在のTigerで採用した検索機能『Spotlight(スポットライト)』も進化し、ほかのマシンのデータも検索できるようになった |