展示会場でひときわ人だかりができていたのが『W-ZERO3[es]』の“タッチ&トライコーナー”。スライド式のキーボードではなく、数字キーの操作感をチェックしていた人も多かったようだ |
W-ZERO3[es]発表会の時に(非現実的な形状の)モックアップ展示だったBluetoothアダプターも、かなり現実的な姿で展示されていた |
ある意味、今回のショウの目玉と言えるのが(株)ウィルコムの『W-ZERO3[es]』だ。予約殺到の新モデルとあって、ウィルコムブース内の“タッチ&トライコーナー”はかなりの人で賑わいをみせていたが、従来機『W-ZERO3』に関してもビジネス向けを含めた各種アプリケーションなどが提供されはじめ、単にモバイルマニアのオモチャではなくスマートフォンとして定着しつつある印象だった。
W-SIM用のハード・ソフトを開発するための開発環境キット。(株)富士通ソフトウェアテクノロジーズが販売する。携帯電話機型の本体だけでも動作するが、下部に装着したデバッグボードにより開発用のパソコン(Windows/Linux)とも接続できる |
同社が力を注いでいるのが、通信コアモジュールの“W-SIM”。未発表の新しいW-SIM端末というのは展示されていなかったが、W-SIM環境でのアプリケーション開発用キットや、W-SIMを最大4枚まで装着して128kbps×4の高速通信を可能とするブロードバンドルーターなどが出展されており、W-SIMを取り巻く環境が充実しつつあることをうかがわせた。