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インターネットAQUOS

インターネットAQUOS

2006年07月18日 00時00分更新

文● 伊藤 裕也

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“AQUOSそのもの”のTVに、奥行きの短いパソコンをセット

PC-AX100M
写真2 パソコン本体である「PC-AX100M」。シルバーを基調とした、シンプルかつコンパクトなデザイン。縦置き・横置き、どちらにも対応でき、リビングルームの環境に応じて柔軟に設置できるところがうれしい。
TV本体のLD-37SP1の背面
写真3 TV本体のLD-37SP1の背面には、各種インターフェースが並ぶ。パソコンや外部ビデオ機器との接続はここから行なう。

 最初に37-Dタイプを構成するTV「LD-37SP1」とパソコン本体「PC-AX100M」のスペックから確認していこう。LD-37SP1は最大表示解像度と色数が1366×768ドット/フルカラー(約1677万色)の37インチワイド液晶パネルを採用するデジタルハイビジョンTV。TVチューナーは地デジ・BSデジタル・CSデジタル対応のデジタルTVチューナーを2系統およびアナログTVチューナー1系統のトリプル構成で、地デジの2番組同時視聴も楽しめるようになっている。



インターフェースの上部 D端子
インターフェースの上部には、パソコンと接続するためのDVI-I端子やビデオ機器と接続するためのHDMI端子、i.LINK(IEEE 1394)端子などが用意されている。なお、インターネットAQUOSにおけるパソコンとの接続では、DVI端子のほか写真にある9ピンのシリアルコントロール端子も同時に用いる必要がある。D端子は、D4対応を2系統用意。ほかのビデオ機器との連携にもしっかりと対応する。
側面のインターフェース 上部のインターフェース
側面にもS端子・コンポジットビデオによるAV入力端子が1系統設けられている。ゲームなどを一時的に接続する際に便利だ。上部には電源や入力切替、チャンネル選択などを直接実行するボタンとB-CASカードのスロットが設置されている。
写真4~7 LD-37SP1のインターフェースの詳細。
インターネットAQUOSのリモコン
写真8 インターネットAQUOSには、AQUOSのリモコンも付属する。こちらのリモコンではTVのコントロールのみが可能。

 LD-37SP1のポイントは、なんといっても“AQUOSそのもの”であること。というのもLD-37SP1は単体で発売されている37インチのデジタルハイビジョンTV「AQUOS LC-37BD1W」のTV機能を持つモデルで、暗室で1200:1、明るい部屋でも550:1という高コントラストを実現する新型ブラックASV液晶パネル(亀山工場製)、自然な発色を実現するRGB+深紅の4波長によるバックライトシステムなど、最新のAQUOSに組み込まれている高画質化技術がそのまま採用されている。自然な発色の液晶パネルに加えて、TV下部に搭載する2ウェイ6スピーカー(LD-37SP1の場合)によって低音から高音までクリアに再現されるサウンドなど、AQUOSシリーズの魅力がインターネットAQUOSでもそのまま継承されている。





PC-AX100Mの前面 PC-AX100Mの背面
フロントパネルにはスロットイン方式のDVDマルチドライブのほか、USB 2.0やIEEE 1394端子、さらにメモリーカードスロットなど、必要な端子が揃っている。背面にはTVの各種アンテナ入力(地デジ、BSデジタル・CSデジタル、アナログ放送)やネットワーク端子、パソコン出力用のDVIコネクターなどを備える。拡張スロットがないため、パソコンのアップグレードはUSBとIEEE 1394で行なうことになる。
写真9、10 パソコン本体、PC-AX100Mの本体前面および背面。

 一方PC-AX100Mは、縦置き・横置きのどちらにも対応するコンパクトなボディーの本体にIntel Core Duo+Intel 945GMチップセットを組み込んだ小型パソコン。ボディーサイズは縦置き時で175(W)×195(D)×480(D)mm(スタンド込み)、横置き時で430(W)×195(D)×95(H)mm(スタンド除く)と特に奥行きが短くなっており、TVの側面やビデオレコーダを収納するラックなどにも設置しやすい形状が特徴だ。

PC-AX100Mの底面
写真11 底面にはDIMMスロットが設けられている。DIMMの大きさからも、本体がいかにコンパクトであるかが、お分かりいただけるだろう。

 パソコンとしての基本スペックを押さえておくと、CPUがCore Duo T2300-1.66GHzで、メモリは標準で1GBを搭載。HDDならびに光メディアドライブは250GBドライブ(SerialATA/150接続)×2の合計500GBに、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブという構成となっている。パソコン本体の内蔵TVチューナーは、地デジ・BSデジタル・CSデジタル対応のデジタルTVチューナー1系統とアナログTVチューナー1系統のダブルチューナー構成。地デジを含むTV番組の視聴ならびに録画をサポートしている。



リモコン ワイヤレスキーボード
パソコンとTVの双方に対応するリモコン。インターネットAQUOSは、基本的にこのリモコンひとつあれば操作できるようになっている。ポインティングデバイスにトラックボールを採用したワイヤレスキーボード。TABキーや左のCtrlキーなどが小さく、慣れないと扱いにくいかもしれない。
写真12、13 付属のリモコンとキーボード。

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