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デジタルチェック、リゾート地でのキャッシュレスサービス“湘南チェック”を発表

2006年06月30日 19時12分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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(株)デジタルチェックは30日、神奈川・鎌倉の由比ヶ浜(住居表示は由比ガ浜)の海の家および近辺の店舗で利用できる電子マネー“湘南チェック”サービスを7月8日から開始すると発表した。

湘南チェック

“湘南チェック”は、専用のカードを使用することでリゾート地で財布を持ち歩くことなく商品を購入できる電子マネーサービス。カードはあらかじめお金をカードの中に入れておくチャージ方式で、カード購入時に購入金額ぶんチャージされているタイプのほか、チャージ金額なしのタイプの2種類がある。発行券種は0円、2000円、3000円、5000円、1万円の5種類。カードは由比ヶ浜地域で購入できる。

また、(株)チャイナクイックインキュベイトの協力により、同社が由比ヶ浜に出展予定の海の家“チャイナクイックリゾート”での施設利用料やパラソル貸し出しサービスなどを含んだ前売り券購入者用カードも販売する予定だ。販売価格は3000円程度で、約7000円ぶんのサービスがセットになっているとのこと。

一般カード 前売り券用カード
通常販売される一般カード。販売は由比ヶ浜地域で行なわれる予定だ“チャイナクイックリゾート”前売り券購入用カード。さまざまな割引サービスを受けられる

カードのチャージは、コンビニエンスストアでの入金やクレジットカードのネット決済などから可能。地域振興を目的としており、主に由比ヶ浜の海の家や近辺の店舗での使用を想定している。汎用性を高めるため、シーズン後はネットオークションなどの小額決済にも使えるようにしている。また、使用後の余剰金は金融機関への払い戻しができる。

発表会には、(株)デジタルチェック代表取締役会長の土岐隆之(どきたかゆき)氏、(株)チャイナクイックインキュベイト代表取締役の高桑雅彦(たかくわまさひこ)氏が出席し、サービス内容の説明、意気込みなどを語った。

土岐氏 高桑氏
(株)デジタルチェック代表取締役会長の土岐隆之氏(株)チャイナクイックインキュベイト代表取締役の高桑雅彦氏

土岐氏は、「従来の地域専用の電子マネーは、必ずと言っていいほど失敗していた」と語り、「海でサイフを持つことなく、泳いだあとすぐに使えるといった使う必然性がはっきりしている、この“湘南チェック”なら支持を得られるだろう」と説明した。ただその上で、「汎用性が高すぎてしまうと地域振興としては不十分になってしまうので、今回は海、それも由比ヶ浜という地域も限定している」と説明した。今後、反応を見ながらサービスを開始する地域を慎重に広げていくという。

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