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NTT ComとUCカード、加盟店での決済のブロードバンド化を共同で検証

2006年06月14日 18時03分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)とユーシーカード(株)は14日、クレジットカード加盟店で決済処理に利用される通信のブロードバンド化と、関連業務の効率化などを図るための共同テストマーケティングを実施すると発表した。期間は6月下旬から9月30日までを予定。

テストマーケティングの概要
テストマーケティングの概要

テストマーケティングでは、一般的に行なわれているクレジットカード取引処理用端末(CCT端末)を利用したオンライン決済処理を、ADSLを利用したブロードバンドIP通信により高速化することで、業務の効率を高めるようなしくみをUCカードの加盟店に対して提供し、検証するのが目的。参加する加盟店には、普及の進んでいるICカード型クレジットカードに対応したCCT端末を設置し、既存の電話回線との重畳利用となるADSL接続サービスを提供する。

主な検証内容は、加盟店が得られる効果/影響度の検証(利便性/業務生産性/コスト削減など)、ビジネスモデル構築上の改善点の抽出、システム運用面における課題の抽出、など。

ブロードバンド化を行なうことで、加盟店では、決済処理の高速化による店舗の業務効率の向上や、決済処理用とインターネット接続用の回線を共用することによる通信コストの低減、IP電話の利用による通話コストの低減などのメリットが期待できるとしている。

なお、今回の検証では、クレジットカード決済の情報処理センターとして(株)ジー・ピー・ネットが協力し、ADSLサービスと電話網に迂回するダイヤルアップ自動接続機能などに関して(株)アッカ・ネットワークスが技術協力するとしており、CCT端末はアイエヌエス・ソリューション(株)が技術協力するという。

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