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セイコーエプソン、A6サイズで1536×2048画素の電子ペーパーを開発

2006年06月12日 21時22分更新

文● 編集部

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セイコーエプソン(株)は12日、プラスチック基板を採用したA6サイズ(対角7.1インチ)で解像度が1536×2048画素(Quad-XGA)の電子ペーパーを開発したと発表した。

電子ペーパー
試作した電子ペーパー

試作した電子ペーパーは、回路基板転写技術“SUFTLA(Surface Free Technology by Laser Ablation / Annealing)”を利用し、低温ポリシリコンTFT(LTPS-TFT)をプラス基板上に形成することにより高解像度としたもの。コントラスト比は10:1で、紙に印刷した場合と同等レベルの視認性があるという。周辺駆動回路もLTPS-TFTで形成することで、外部端子の少ないシンプルな構造とし、狭額縁/フレキシブル化したという。厚さは0.47mm。

表示方式は、米イー・インク(E Ink)社の電気泳動素子を採用した電気永動方式で、最大駆動電圧は6V。電源を切っても表示が消えないメモリー性を持つのが特徴。同社では、今後、実用レベルでの技術の確立を目指して研究開発を進めるとしている。

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