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Mac mini-1.5GHz/1.66GHz(2006年3月発表)

“激ムズ”だけどあえて挑む!? 写真でわかるMac miniのメモリー・HDD増設手順

2006年05月01日 23時00分更新

文● 柴田文彦、編集部

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ヘラでケースを開ける作業がキモ

Mac mini
Mac mini

Mac miniが採用しているメモリー規格は“PC2-5300 DDR SDRAM”。標準メモリー容量は1.5GHz/1.66GHzモデルとも512MB。メモリースロット数は2スロットで、256MBのモジュールが2枚差さっているため空きはない。

一方、HDDは2.5インチサイズで、接続方式はシリアルATA。ディスク容量は1.5GHzモデルが60GB、1.66GHzモデルが80GBだ。

アップルはMac miniを買ったそのままで使うように想定しているため、ユーザーが内部へ簡単にアクセスできない構造となっている。とはいえ、使い勝手をよくするためにメモリーやHDDを増設したいというニーズがあることも事実だろう。

Mac miniのメモリー/HDDの交換は、ひと言で言うととても面倒な作業で、初心者の手にはとても負えない。特に難易度が高いのは最初のステップである本体ケースを開ける手順。Mac miniは本体底部の前/左/右に合計16個のツメが飛び出しており、これがケース内側のミゾにかみ合っていて容易にケースが外れない。



本体底部には、左右に各6本、前に4本のツメが飛び出しているケース内側の側面、中央あたりに横長のミゾがある

ケースを取り外すには、Mac miniをひっくり返し、ケースと底部のすき間にヘラを差し込んで底部を持ち上げることになる。このすき間は非常に狭いため、まず厚さが1mm以下の薄いヘラを差し込んでケースと底部の間を広げる。その後、別途用意した固めのヘラをすべりこませて、ツメを外しながらユニットを持ち上げるという流れだ。

コツをつかめば約2~3分でケースを開けられるが、慣れないうちはツメを外すのに非常に苦戦するだろう。また、ようやくケースを開けられても、多くの場合はケース内側面のスポンジや底部のツメに傷をつけてしまう。ユーザーの手による増設で本体に与えたこのような損傷は、もちろんアップルの無償修理は受けられないので、そのリスクを覚悟の上で作業にのぞんでほしい。

編集部による“開腹”作業では、スポンジが損傷してしまった

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