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パナソニック モバイルコミュニケーションズ、次世代無線LANシステム“WINDIO”を発売

2006年03月08日 21時23分更新

文● 編集部

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パナソニック モバイルコミュニケーションズ(株)は8日、ユビキタスネットワーク社会において、各種の無線LAN端末をセキュアーでフレキシブルな無線LAN環境で利用できるようにする基盤として、“VoWLAN(Voice over Wireless Local Area Network)”に対応した無線LANスイッチとアクセスポイントなどで構成される次世代無線LANシステム“WINDIO(ウインディオ)”を発売すると発表した。システム価格は約100万円から(工事費は別途必要)。

“WINDIO”
“WINDIO”

“WINDIO”は、無線により中継することで無線エリアを拡大できる中継機能や、公衆サービスのインフラと自営のインフラを統合してサービスを提供できる機能などを搭載したのが特徴。

アクセスポイント(AP)は、IEEE 802.11aとIEEE 802.11b/gの同時利用に対応したデュアルバンド対応で、アンテナ内蔵タイプ『ES-7HD5』、防水対応タイプ『ES-7HD3』、分離アンテナタイプ『ES-7HD4』などが用意され、複数のアクセスポイントを利用する場合にアクセスポイントを統合管理するためのモバイルアクセスコントローラーには、8AP収容の『AD-7810』と36AP収容の『AD-7820』が用意される。無線エリアを拡大するための機能として、無線ブリッジ接続によるマルチホップ機能が採用されている。モバイルアクセスコントローラーは、Plug&Playと、それを同社が拡張し、無線ブリッジでマルチホップ接続するアクセスポイントを無線経由で自動設定する技術“Put&Play”(同社独自の呼称)に対応している。

“VoWLAN”環境を構築するための機能としては、SSID内のトラフィックに対するQoS規格“WMM(Wi-Fi Multimedia)”準拠の優先制御や、SSIDごとの帯域制御をサポートするほか、特定のアクセスポイントに通信が集中しないようにする接続接続管理、サブネットにまたがったハンドオーバー制御(L2TPv3を利用)などが採用されている。セキュリティー機能は、1台のアクセスポイントに対して最大16のSSIDを多重でき、SSID VLANやユーザー認証VLAN、ポートVLANに対応。EAP-MD5、TLS、TTLS、PEAPや、固定/動的WEP、WPA、WPA2もサポートする。そのほか、干渉AP検出機能も用意されている。

モバイルアクセスコントローラーのサイズは幅437×奥行き345×高さ43.7mm、重量は約5.0kg。8APモデルは10/100BASE-TX×8(PoE対応)、36APモデルは10/100BASE-TX×16(PoE対応8ポート)と1000BASE-Tを装備する。電源はAC100Vで、消費電力(PoE未使用時)は、8APが25W以下、36APが20W以下。アクセスポイントのサイズ/重量は、防水対応の『ES-7HD3』が幅158×奥行き66.2×高さ251mm/約1.2kgで、10/100BASE-TX×1を装備し、PoEに対応などとなる。

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