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アドビ システムズ、Adobe LiveCycle上でPDF文書を作成する『Adobe LiveCycle PDF Generator』を発表

2006年03月02日 20時31分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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アドビ システムズ(株)は2日、東京・恵比寿のウェスティンホテル東京にプレス関係者を集め、企業向け新ソリューションの一環として、PDF文書の管理・運用を行なうサーバーシステム『Adobe LiveCycle』上で運用ポリシーを考慮しながらPDF文書を作成するという『Adobe LiveCycle PDF Generator for PostScript日本語版』を4月上旬に提供開始すると発表した。同製品は提携会社(アドビマスターソリューションリセラー)を通じて販売され、価格はオープンプライス(CPU単位での提供となる)。

マーケティング本部本部長の伊藤かつら氏
マーケティング本部本部長の伊藤かつら氏

発表会にはマーケティング本部本部長の伊藤かつら氏、同 公共・法人市場部部長の小島英揮(おじまひでき)氏らが出席し、企業向け新ソリューションの提案やデモンストレーションなどを行なった。

Adobe LiveCycle PDF Generatorを用いたドキュメントワークフロー
Adobe LiveCycle PDF Generatorを用いたドキュメントワークフロー

Adobe LiveCycle PDF Generatorは、『Adobe Distiller Server』の後継製品としてJ2EEプラットフォーム環境に提供されている、各種文書ファイルを読み込んでPDF文書を生成するサーバーアプリケーション(Adobe Disiller Serverは今年9月で提供終了予定)。ウェブベースのほか、新規ファイルを自動的に検出して変換する“監視フォルダー”、メール送受信などユーザー環境に応じたインターフェースを提供できるのが特徴。また、既存の『Adobe LiveCycle Policy Server』と連携して、PDF文書作成時に運用ポリシーの設定が行なえる。具体的には、閲覧できるユーザー名/パスワードの設定、編集できる項目、保存・印刷権限の有無、閲覧可能な期限などを設定可能。

セキュアーなPDFファイルを作成するサーバーソリューションを一気通貫で構築できるという
セキュアーなPDFファイルを作成するサーバーソリューションを一気通貫で構築できるという

出力可能なPDF形式はPDF 1.3/1.4/1.5/1.6、PDF/A、PDF/X1a、PDF/X3a。動作環境は、J2EEプラットフォームがWebSphere 5.1.1/WebLogic 8.1 SP4/JBoss 3.2.5、サーバーOSはプラットフォームごとに異なるが、Windows Server 2003 Enterprise Edition SP1、Red Hat Application Server 2.1/3.0など。

伊藤氏は、日本版SOX法(内部統制の強化や外部からの監査などを義務づける“企業改革法”)の施行に向けてビジネス文書の生成時からセキュリティーを考慮して運用ポリシーを定めたワークフローが必要になる、と力説。日常的に生成・運用されるWord/Excelなどのビジネス文書もクライアントパソコンなどでいったんPostScript形式に変換しておけば、Adobe LiveCycle PDF Generatorを利用することで、サーバーでPDF文書として集中管理する“一気通貫のドキュメントワークフロー”が完成する、としている。


公共・法人市場部部長の小島英揮氏
公共・法人市場部部長の小島英揮氏

さらに会場では、旧マクロメディアのFlashベースのサーバーアプリケーション『Flex』、ウェブ会議やオンデマンドプレゼンテーションなどを実現するリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)システム『Breeze』を用いたビジネスソリューションのデモンストレーションも行なわれた。これらFlash技術とPDFを組み合わせることで、アドビ システムズが繰り返し訴求している“エンゲージメントプラットフォーム”の価値を高められるとしている。

FlashとPDFを組み合わせた“エンゲージメントプラットフォーム”1 FlashとPDFを組み合わせた“エンゲージメントプラットフォーム”2
FlashとPDFを組み合わせた“エンゲージメントプラットフォーム”の提案

エンゲージメントプラットフォーム”とは、クリエイター(人とアイデアとの関わり)、やデベロッパー(VAR、SIer、ビジネスアプリケーション開発者を含む、人と情報との関わり)がそれぞれITと関わる際に、“より深い関係”“気づき”“わくわく感”といったものをアドビが提供することで、これを同社の最大のミッションと位置づけている。

なお、Flexは現在“1.5”が最新版だが、今夏発売に向けて“2.0”を開発中で、英語版のオープンベータを現在提供中。日本語版はRIA開発に携わるSIer/VAR/ISV(ソフトウェア開発者)、およびデベロッパーコミュニティーなどを対象に150名程度向けのクローズドベータとして今月下旬から提供開始を予定している。

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