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エプソン、HDDフォトビューアーの新製品『P-4500』を発表――“パソコン上の動画をそのまま持ち運べる”がコンセプト

2006年03月15日 14時43分更新

文● 編集部 小林久

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セイコーエプソン(株)は15日、HDD内蔵のマルチメディアストレージビューアー『P-4500』を発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は7万円台半ば。4月20日に発売する。

P-4500
P-4500

同社が2004年に発売した『P-2000』と『P-4000』の上位機という位置づけで、従来機種も併売する。ディスプレーに使用されている“Epson PhotoFine”液晶パネルの輝度を1.5倍に向上したほか、色変換処理に関しても改良し、従来のRGB各色6bitから、輝度を8bit/色差信号を各4bitで扱うYCC16とした。これにより色の階調性が高まったという。

また、デジタルカメラの高画素化に伴い、JPEG画像の表示時間や画像ファイルの取り込み時間もアップさせた。独自アルゴリズムにより、3000万画素までのJPEG画像を画素数が増えても速度をそれほど落とさず表示できるようになったほか(2200万画素でも5秒以下、3秒程度)、True IDEに対応し、メモリーカードの読み込み速度は、従来比で最大2.5倍となった。消費電力に関しても低減し、1回のフル充電で1GBのメディア(Sandisk Extream3)を50回以上読み込むことが可能だという。

動画再生能力に関しては平均8MbpsのMPEG-2ファイル(従来は未対応)、4Mbps(ASP)のMPEG-4ファイル(従来は2.5Mbps)、8MbpsのDivXファイル(Home Theater Profile対応、従来は未対応)にそれぞれ対応。DivXやMPEG-2対応を謳っていても、実際にはパソコンでエンコードしたファイルをダイレクトに再生できないプレーヤーが多いが、その点の不安はないという。対応する解像度は720×480ドットで、毎秒30コマの表示ができる。レジューム再生機能、フレームごとにヒストグラム解析を行ない、コントラストや彩度をリアルタイム補正する機能、動画から任意の12コマを抜き出して印刷できる機能なども追加された。

静止画表示に関しては、オリンパスデジタルイメージング(株)の『E-1』『E-300』『E-500』で用いられているRAW形式に新たに対応。合計で6社のRAWデータを変換なしに再生できるようになった。画像情報を表示するための機能も拡充され、Exif情報とヒストグラムを同時に表示できるようになったり、指定した範囲をダイレクトに拡大できる機能や、白トビ/黒ツブレをグレーの塗り潰しで表示する機能、グループ分けに便利なタグ機能、64枚のサムネイル一覧表示機能なども追加されている。

音楽再生に関しては、本体上でのプレイリスト編集を装備。大画面でID3タグ情報の一覧性が高い点なども他社のプレーヤーにはない特徴になるという。日本語変換エンジンも内蔵し、フォルダーやプレイリストは漢字入力が可能。また、パソコン用の動画/音楽ファイルデータ転送ソフト『Link2』も新開発。Link2では、カードからP-4500に取り込んだデータをパソコン上でバックアップする機能(差分バックアップ対応)や、パソコン上の動画ファイルのうち、P-4500では再生できない形式をMPEG-4(ASP)形式に再エンコードして転送する機能なども装備している。P-4500が未接続の段階で、再エンコードしておける“転送予約”機能も利用できる。

Link2が変換可能な形式はMPEG-1/2/4、DivX、Motion JPEG、WMVなど。基本的にWindows Media Playerで再生可能な形式であれば変換できるという。

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