日本SGI(株)は1日、ブレード技術と独自の“グローバル共有メモリ・アーキテクチャ”を採用したLinux搭載スーパーコンピューター“SGI Altix 4000シリーズ”を発表した。
“SGI Altix 4000” |
“SGI Altix 4000”は、ブレード設計によりシングルシステムで最大4096プロセッサーを搭載可能な拡張性を持ち、グローバル共有メモリーも60TB(現行機種は24TB)まで搭載できるのが特徴。CPU、グラフィックスプロセッサー、I/Oのほか、FPGAにより特定アプリケーション向け専用プロセッサー“RASC(Reconfigurable Application Specific Computing)”も、毎秒6.4GBのバンド幅を持つ“SGI NUMAlinkインターコネクト”によりグローバル共有メモリーに接続されており、共有メモリーを中核として柔軟な構成が可能となっているという。CPUは、出荷開始時には、従来機種“Altix 3700”と同様、Itanium 2を搭載するが、今年半ばに出荷が予定されているデュアルコア版の次世代Itanium 2(開発コードネーム:Montecito)の出荷に合わせてアップグレードが可能(ソケット互換)という。
独自のブレード型 | 共有メモリーを中核とした構成 | |
Altix4000シリーズのアーキテクチャー |
基本構成は、Itanium 2-1.6GHz(6MB)×16、16GBメモリー、Novell SUSE Linux Enterprise Server 9 with SGI ProPack4、42Uラックで、価格は8209万4000円から。