Las Vegas Convention Center(以下LVCC)から少し離れた場所にある、Sans Expo&Convention Centerには、ベンチャー企業やアジア系企業などのブースが立ち並ぶ。Sand Expoには、参加メーカーの記者発表会などが開催されるVenetian Hotelが隣接しているほか、1階にはCESと同時期に開催される“Adult Expo”の会場も設置されている。LVCCとは一風変わった、CESのもうひとつの側面を垣間見ることができる会場だ。ここでは、Sand Expoの会場で見つけた、ちょっと便利そうなモノや一風変わった展示物を写真中心に紹介する。
San Expoの会場には、CESに出展された製品から画期的なものを紹介する“INNOVATION AWARDS”の展示も行なわれていた |
優れたコンセプトのデジタル機器に混じって立っていた人形。説明書きを読むと、どうやら人間と対戦するものらしい |
米Sima Products社の『USB-101』。USBポートを持った機器間のデータをパソコンを介さずに交換できるようにするデバイスで、INOVATION 2006にも選出されていた |
FVD対応でHD映像の再生も可能なプレーヤー | ||
台湾主導で規格化が進められている次世代DVD規格“FVD”の展示。DVDと同じ赤色レーザーを使用するが、3層記録で最大15GBの容量を実現できるという |
第5世代iPodにも対応した3Dヘッドマウントディスプレー『iCUITI』 |
サングラス型の表示部分と映像変換用のインターフェースユニットからなる | 一般的なビデオ入力のほか、iPod用のコネクターも装備。3D映像も楽しめる |
韓国のCLO SYSTEMS社が展示していた、じゃばら型のディスプレーアーム。リモコンで左右自由な角度にモニターを動かせる |
米Sling Media社のSling Box。ソニーのロケーションフリーTVのような機能を持つ製品で、チューナーで受信した映像をネットに配信できる。外観はチョコレートを意識したものだという |
台湾サーマルティク(Thermaltake)社の自作用ケース。Bach、Morzartといった作曲家の名前が付けられている。中央がリモコン操作を可能にするためのユニット。左の写真の上に載っているのが水冷システム |
化学メーカーの米ダウ・ケミカル社の子会社Inclosia Solutionsが展示していた、デニム張りや木目張りのノートパソコン |
米NEW STANDARD KEYBORD社が展示していたキーボード。社名のとおり、一般的名QWERTY配列とは異なる独特な配列のキーボードである |
米GAME RUNNER社のコントローラー。ベルコンベアの上を実際に歩きながら、前に進みゲームをプレーする |
米PowerUp Fitness社のEnterTrainner。コンピューターを利用したエクササイズ機器、右の写真にある多面体のユニットに無線で心拍数などの信号を飛ばして、適度な運動量になるまでテレビでエクササイズの画面を表示する |
Sands Expoの会場には、短距離無線技術のZigBee Alianceの展示ブースも設置されていた。Meshネットワークという仕組みで、6万5000台もの機器を接続できる。ZigBeeの普及はまだまだ先だが、家電機器の遠隔操作などへの応用が期待されている。
韓国サムスンの研究機関、SAMSUNG ADVANCED INSTITUTE OF TECHNOLOGYが展示していた小型のZigBeeデバイス、PDAなどに装着することができる |
米INTEGRATION ASSOCIATES社が開発したUSB接続のZigBeeドングル |
米L.S. RESEARCHの展示。iPodや携帯電話機などを無線で連携させる |