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NTT東日本/西日本、複数拠点対応のIP電話会議装置『MB-1000』の販売を開始

2005年12月22日 23時40分更新

文● 編集部

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東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は22日、法人向けIP電話サービス“ひかり電話ビジネスタイプ”や、NTT東日本の“フレッツ・グループアクセス”、NTT西日本の“フレッツ・グループ”を利用して、複数拠点間の電話会議を行なうためのIP電話会議装置『MB-1000』の販売を26日に開始すると発表した。価格は15万5400円。

『MB-1000』『MB-1000』

『MB-1000』は、アナログ回線のほか、IPネットワークを利用して複数拠点間の電話会議を行なうための装置で、簡単に利用できるようにするとともに低価格化を図ったのが特徴。“ひかり電話ビジネスタイプ”に対応したことで同一契約者グループ間の通話料が無料となるため、時間を気にせずに電話会議(音声帯域3.4kHz)が行なえるほか、フレッツ・グループアクセス/フレッツ・グループに対応したことでグループメンバー間の通話料が無料となるため、7kHz帯域の音声コーデックを利用した高品質な音声による電話会議を時間を気にせずに行なえるという。最大5拠点間(主催者1拠点/IPネットワーク3拠点/アナログ回線1拠点)で利用できる多地点接続機能も搭載している。複数の会議発言者の方向を識別子、それぞれの声の大きさを自動的に正確な音量に補正する機能を搭載しており、マイクから離れた(約4mまで)の声を近くの人と同じ音量に自動調整するという。ノイズリダクション機能や高精度エコーキャンセラー機能も搭載されている。

図1 図2
多地点電話会議外部マイクを使わずに利用
利用イメージ

インタフェースは、アナログ電話回線(PB/DP)、10/100BASE-TX、音声入力(RCA)、音声出力(RCA)、外部スピーカー端子、録音端子などを装備する。マイクは単一指向性×4個を内蔵し、全体で全指向性となっている。音声符号化方式はG711、広帯域コーデック(UEMCLIP:G711独自拡張方式)を採用し、IP通信機能はSIP(RFC3261準拠)。電源はACアダプターを利用し、消費電力は最大約24W。本体サイズは幅274×奥行き295×高さ77mm、重量は約1.5kg。

なお、同製品は、NTTサイバースペース研究所が開発した“方向別自動音量調整技術”と“多地点用広帯域音声コーデック技術”を採用した初めての商品になるという。

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