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ソニー、視野角が180度の薄型軽量カメラモジュール“カメレオンアイ”『RPU-C1833』を発表

2005年12月15日 17時19分更新

文● 編集部

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ソニー(株)は15日、特殊レンズによりパン&チルト機構を利用しなくても広範囲を一度に撮影できる広視野角小型カメラモジュール“カメレオンアイ”シリーズとして、水平/垂直180度の画角を持つ『RPU-C1833』を発表した。2006年3月中旬にサンプル出荷を開始する。サンプル価格は10万5000円。

『RPU-C1833』
『RPU-C1833』

『RPU-C1833』は、小型魚眼レンズを使用することで水平180度/垂直180度(水平設置時)の視野を円形画像として撮影する小型カメラモジュールで、DSP(Digital Signal Processor)を内蔵しており、広角レンズ特有の歪みの除去や平面展開処理をモジュール内部でリアルタイムに行なえるのが特徴。これにより展開した映像をテレビやパソコンに直接出力することができるという。筐体は幅39×奥行き28×高さ30mm/65gと薄型/軽量化が図られており、家のドアや、ATM端末、自動車などのドライブレコーダーなどのモニタリングカメラとして組み込みやすくしたという。また、歪みを除去した平面画像が得られることから、広視野の顔認証用センサーカメラなどにも応用できるという。

メカニズム
『RPU-C1833』のメカニズム

画素数は300万画素で、フレームレートは最大で毎秒16フレーム。画像展開は、円形画像/ズーム画像/二分割画像四/分割画像など7種類が用意されており、ズーム倍率とパン/チルト/ロール(回転)角度を指定して一部分を切り出して出力することも可能。インターフェースは、コンポジットビデオ(NTSC)出力とUSB 1.1(JPEG連続出力)を搭載する。電源電圧はDC5Vで、USBバスパワー駆動も可能。消費電力は2.5W。

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