ソニー(株)は5日、8インチのタッチパネル搭載VGA液晶ディスプレーとメモリーカードスロットを備えたビジネス向けのデジタルフォトプリンター『UP-CR10L』を2006年1月11日に発売すると発表した。価格はオープン。
『UP-CR10L』 |
『UP-CR10L』は、“Snap Lab(スナップラボ)”の愛称を持ち、イベント会場で撮影した写真をその場で来場者に渡したい場合や、建設業などで施工の進捗を多数の関係者で共有したい場合などのさまざまなビジネスシーンでデジタルプリントを行ないたいユーザー向けの製品。8インチの液晶パネル(640×480画素)とメモリーカードスロットを搭載しており、内蔵の編集機能を利用して、画質の調整やトリミングを行なったり、フレームを合成(市販のCFカードが必要)したりできる。昇華熱転写方式を採用し、プリント階調はYMC各8bit(256階調)で、解像度は300dpi。最大プリントサイズは127×178mm(5×7インチ/2L)。出力時間はLサイズ(89×127mm)で約13秒となっており、ロール紙により最大300枚の連続出力が可能。対応画像フォーマットは、Exif 2.2.1(JPEG/TIFF)、BMP(Windows形式)で、最大6400×4800画素に対応。
インターフェースは、USB 2.0(Hi-Speed、B)、USB(A)、RS-232C(外部制御用)などを装備する。メモリーカードスロットは、メモリースティック用、CF用×2、スマートメディア用、xDピクチャーカード用を搭載する。本体サイズは幅275×奥行き380×高さ300mm、重量は約11kg。電源はAC100Vで、消費電流は3.0A。ペーパートレイ、ペーパーホルダー、クリーニングカートリッジほかが同梱される。オプションとして、Lサイズプリントメディア『2UPC-C13』、KGサイズプリントメディア(102×152mm)『2UPC-C14』、2Lサイズプリントメディア『2UPC-C15』が用意されており、それぞれプリント用紙×2ロール、インクリボン×2ロールが含まれる。価格は、300枚×2ロールの『2UPC-C13』が2万2050円など。