日本電気(株)は28日、A4で毎分25ページのカラープリントが行なえるA4カラーレーザープリンター『カラーマルチライタ7600C』の販売を同日付けで開始したと発表した。価格は19万8000円(税別)。出荷開始は12月15日。併せて、オプションのスキャナーユニットとして、A3対応の『スキャナユニット(A3対応)』とA4対応の『スキャナユニット(A4対応)』も販売する。価格は、A3対応が29万8000円(税別)、A4対応が19万8000円(税別)。出荷開始はA3対応が12月15日、A4対応が2006年1月5日。
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| 『カラーマルチライタ7600C』 |
『カラーマルチライタ7600C(Color MultiWriter 7600C)』は、RISCプロセッサー(MPC8245-400MHz)と128MB(最大640MB)のメモリーを搭載し、従来機種『カラーマルチライタ7500C』に比べ、印刷速度をカラーで約1.6倍(毎分25ページ)、モノクロで約2.2倍(毎分35ページ)に高速化するとともに、低価格化を図ったのが特徴。標準で両面印刷にも対応しており、カラーで最大毎分14.8ページの印刷が行なえる。ファーストプリントはカラーが11秒以下、モノクロが9秒以下。解像度は1200dpi×1200dpiで、多値制御により最大で9600dpi相当×600dpiに対応。給紙枚数は普通紙で550枚。フォントは和文2書体(平成明朝体W3/平成角ゴシック体W5)と欧文30書体などを内蔵しており、Windows専用言語に対応し、オプションでページ記述言語“Adobe PostScript 3”もサポートしている。トナーには“ポリエステル球形トナー”を採用し、黒文字のギラツキ感を改善しており、印刷後に書き込んだり付箋紙を貼り付けたりすることもできる。用紙や好みにより画像の光沢感を選べるグロスコントロール機能も搭載している。
インターフェースは、IEEE 1284準拠双方向パラレル、10/100BASE-TX、USB 2.0(Hi-Speed)、USB 1.1を搭載し、印刷データを暗号化する“SSL暗号化通信”機能を搭載するほか、オプションのHDD『PR-L7600C-HD』(価格9万9000円/税別)を搭載した場合に、残存する印刷データを上書き/暗号化し解析できなくする機能も搭載されている。本体サイズは幅429×奥行き580×高さ457mm、重量は約35kg。消費電力は最大1100W(平均440W、節電モード5.5W)。プリンタードライバーソフトはWindows 95/98/Me/2000/XP/NT 4.0、Windows Sever 2003用が付属する。Mac OS/Mac OS XにはPostScript 3で対応。そのほかCFスロットを搭載したメモリーカードリーダー『メディアプリントキット』(PR-L7600C-MEP)もサポートされている。
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| 『スキャナユニット(A3対応)』 | 『スキャナユニット(A4対応)』 |
『スキャナユニット(A3対応)』は、光学解像度が600dpiで、カラー/A4/300dpiで毎分23ページ、モノクロ40ページのスキャンが行なえ、自動両面読み取りも可能なフラットベッド/シートフィード対応のスキャナーユニット。最大スキャンサイズは297×432mm。本体にはタッチパネル対応の4.7インチ液晶パネルを搭載しており、プレビューなどのほか、読み込みからパソコン/サーバーへのデータ送信までスキャナーユニットから行なえる“プッシュスキャン”にも対応している。スキャンしたデータは、メールで送信する“E-mail送信”、PDF/DocuWorks文書/TIFF/JPEGファイルとしてダイレクトに出力する“PC保存”、USBフラッシュメモリーに保存する“USBメモリ保存”に行なえ、カラーマルチライタ7600Cなどの対応プリンターと接続すればカラーコピーも行なえる。
本体サイズは幅582×奥行き658×高さ209mm、重量は24kg。消費電力は最大120W(スタンバイ時40W以下/節電モード時9W)。インターフェースは10/100BASE-TX、USB 2.0(Hi-Speed)を装備しており、対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000/XP/NT 4.0(SP4～6a)、Windows Sever 2003。プロトコルはTCP/IPをサポートする。ドキュメントハンドリングソフト『DocuWorks 6.0 日本語版』の1ライセンスが付属する。『スキャナユニット(A4対応)』はA4対応モデルとなる。
