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マイクロソフト、Windows Vistaに新デザインのフォント“メイリオ”を搭載――“JIS X 0213:2004”にも対応

2005年07月29日 22時10分更新

文● 編集部

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マイクロソフト(株)は29日、Windowsに標準搭載の日本語フォントを“JIS X 0213:2004規格”に対応させるとともに、次期WindowsのWindows Vistaに新デザインのフォント“メイリオ”を搭載すると発表した。

“JIS X 0213:2004規格(7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合)”は、“国語施策として示されている印刷標準字体”と“法令に基づく施策である新人名用漢字”に対応した最新のJIS規格。MSゴシック(MS ゴシック/MS Pゴシック/MS UI Gothicの3書体)、MS明朝(MS 明朝/MS P明朝の2書体)のJIS X 0213:2004規格対応は(株)リコーと共同で行なったという。

画面例1 画面例2
“メイリオ”の画像サンプル。使用されている文章は、原著『Writing & Illuminating & Lettering』(Edward Johnston、1906)、邦訳『書字法・装飾法・文字造形』(朗文堂刊、2005年刊)の一部を河野英一氏が編集したもの

Windows Vistaで搭載される新開発の日本語フォント“メイリオ”は、主に液晶ディスプレーの画面上での日本語の文章の可読性を向上させるためにデザインされた日本語ClearTypeフォント。サンセリフ系(角ゴシック)フォントで、和文と欧文を違和感なく調和させて組むことができるのが特徴。本文用レギュラーと見出し用ボールドの2つのウェイト(太さ)を用意する。フォントのデザインは、グラフィックデザイナーの河野英一氏、書体デザイナーのマシュー・カーター(Matthew Carter)氏、フォントやイラストの企画/開発/制作を行なう(株)シーアンドジイが担当したという。

JIS X 0213:2004に対応したMSゴシック/MS明朝とメイリオは、開発者向けのWindows Vista Beta 1で提供される。MSゴシック/MS明朝は、Windows XP向けにも提供される予定だが、メイリオはWindows Vistaのみに提供される予定という。

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