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ナナオ、液晶ディスプレーと一体化できるシンクライアント『EIZO eClient SC1』と『EIZO eClient SX1』を発売

2005年05月26日 21時30分更新

文● 編集部

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(株)ナナオは26日、液晶ディスプレーと一体化できるデザインを採用したシンクライアント“EIZO eCient”の新製品として『EIZO eClient SC1』と『EIZO eClient SX1』の2機種を30日に発売すると発表した。価格はオープン。

“EIZO eCient”
“EIZO eCient『EIZO eClient SC1/SX1』”

『EIZO eClient SC1』は、OSにWindows CE .NET 4.2を採用し、OSや通信ソフトのバージョンアップが容易に行なえるベーシックモデル。本体から内部情報を持ち出せないため、個人情報保護や社内情報の漏えい防止に適しているという。液晶ディスプレーと一体化できる省スペースデザインが採用されており、液晶ディスプレーの電源も本体から供給できるようになっている。液晶ディスプレーは15インチ/17インチ/19インチのものを組み合わることができ、3段階の高さ調節やチルトも可能。

プロセッサーには動作クロック周波数が800MHzの台湾VIA Technologies社のVIA Eden-800MHzを利用しており、メモリーはRAMが128MB、ROMが32MB。グラフィックスの対応解像度は最大1280×1024画素。インターフェースは、DVI-I(29ピン)、10/100BASE-TX、PS/2×2、USB 1.1×2、パラレル(IEEE 1284)、シリアル(RS-232C/D-Sub9ピン)音声出力(ステレオミニジャック)を装備し、拡張スロットはPCカード(Type II)を搭載する。本体サイズは幅200×奥行き236×高さ295mm、重量は3.4kg。消費電力は最大35W(キーボード/マウス/USB/LAN/PCカード使用時)、電源オフ時は3W以下(キーボード/マウス/LAN使用時)。アプリケーションとして、ウェブブラウザー(Internet Exploere)を搭載しているため、ウェブアプリケーション専用端末として利用することもできるという。

『EIZO eClient SX1』は、OSにWindows XP Embedded with SP1を採用した拡張タイプ。本体にアプリケーションソフトやドライバーソフトをインストールできるため、認証デバイスや入出力装置などの周辺機器を追加できるのが特徴。メモリーはRAMを256MB/ROMを256MB搭載し、インターフェースはUSBがUSB 2.0に対応し、モノラルマイク入力(ミニジャック)も追加されている。タッチパネルを装着した液晶ディスプレーを組み合わることも可能という。本体サイズや消費電力など、そのほかの仕様は同等。

同社では“EIZO eClient”専用の管理ソフト『Network Administrator』を用意しており、各端末の制御/管理をホストコンピューターから一元的に行なうことが可能。端末の起動/シャットダウン、液晶ディスプレーの電源のオン/オフ、画像調整、端末のソフトのアップデート、各種設定/変更などが行なえ、スケジュールに合わせて実行することもできる。『Network Administrator』は同社のウェブサイトからダウンロードできるようになっている。

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