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SII、広域イーサネットやIP-VPNに対応したルーター『BlueBrickEX』を発売

2005年05月17日 21時25分更新

文● 編集部

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セイコーインスツル(株)は17日、企業向けルーターの新製品として、帯域が保証された広域イーサネット(Ethernet)やIP-VPNなどのギャランティー型WANサービスに対応したルーター『BlueBrickEX』(NS-3510-10)を24日に発売すると発表した。価格は52万2900円。出荷開始は7月末。

『BlueBrickEX』
『BlueBrickEX』

『BlueBrickEX(ブルーブリック・イーエックス)』は、Gigabit Ethernet(10/100/1000BSE-T)×2、10/100BASE-TX×2ポートを搭載し、広域イーサネットやIP-VPNなどのギャランティー型WANサービスのほか、インターネットVPNシステムの構築などにも利用できるのが特徴。EthernetフレームのVLAN ID/IPアドレス/ポート番号などを基にクラス分けを行なってQoS制御に利用できるだけてなく、入出力フレーム数や入出力データ容量などの統計情報をパソコンのウェブブラウザーを利用してグラフ表示することも可能。ダイナミックルーティングプロトコル(RIP/RIP2、OSPF、BGP4)やICMPエコー機能を利用した経路上の障害検出機構を搭載しており、ネットワークの冗長化にも対応。標準的なネットワーク管理システム(SNMP、MIB2対応など)を利用した集中管理/動作監視にも対応し、遠隔操作の通信の暗号化や設定ファイルの暗号化(3DES)も行なえるという。

レイヤー2機能は、MACアドレスベースのスイッチングに対応し、テーブルは最大2048個(スタティックアドレス登録可能)。VLANはポートベースとIEEE 802.1Q準拠のタグVLANをサポートする。レイヤー3機能は、WANプロトコルとしてPPPoEクライアントに対応し、IPsec/IPsecパススルー、IPフィルター、NAT/IPマスカレード、DHCPサーバー/クライアント/リレーエージェント、DNSプロキシーなどに対応。QoS機能では、優先制御、帯域制御、シェーピング(ストリーム、ポート)、カラーリング(クラスごとに送信フレームのCoS値/ToS値を指定)などに対応している。

本体サイズは幅206×奥行き353×高さ43mm、重量は2.25kg。電源はAC100Vで、消費電力は30W。管理コンソール用のRS-232Cインターフェースを搭載する。

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