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日本アビオニクス、USBメモリーに内蔵されたパソコン用会議ソフト『USBcollabo-20V』を発表――パソコンに差し込むだけで簡単起動

2005年03月09日 18時57分更新

文● 編集部 小西利明

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USBメモリーデバイスの中に、ビジュアル会議ソフトとドライバーを収録した『USBcollabo-20V』。パソコンに接続するだけでソフトが起動する

日本アビオニクス(株)は9日、インターネットや企業内LANを利用する遠隔会議ソフト“データ・コラボレーションシステム CollaboMate(コラボメイト)”シリーズの新製品、『USBcollabo-20V』をTDK(株)と共同開発、31日より発売する。希望小売価格は19万8000円(税別)。

USBcollabo-20Vの機能説明を行なう、日本アビオニクス 新事業開発本部 開発部長の西洋一氏
USBcollabo-20Vの機能説明を行なう、日本アビオニクス 新事業開発本部 開発部長の西洋一氏

同社は以前より、専用のシステムを使ったりタブレットPCを利用する遠隔会議システムCollaboMateシリーズを製品化していたが、今回発表されたUSBcollabo-20Vは従来からのユーザーの要望を元に、動画や音声を利用した遠隔会議システムの構築を目指したもの。“簡単&スムーズ”“高精細&クリア”“サーバーレス&ローコスト”の3点をコンセプトとして作られた製品である。



CollaboMateシリーズのロードマップ。今回の製品は、最大4地点までの会議が可能だった『CollaboUSB』の新バージョンと言える 
CollaboMateシリーズのロードマップ。今回の製品は、最大4地点までの会議が可能だった『CollaboUSB』の新バージョンと言える

なによりもまず大きな特徴は、スティックタイプのUSBメモリーデバイスの中に必要なソフトをすべて収録し、パソコンに接続するだけで使えるようにした点にある。初回起動時に必要なドライバーソフトやビデオ再生関連のソフトが自動でインストールされ、後は会議を行なうときにパソコンにUSBメモリーを接続するだけで、USBメモリー内の会議ソフトが起動して、会議に参加したり主催したりできる。設定も一度サーバー役(主催者)のパソコンのIPアドレス等を設定すれば、後は接続先一覧に登録されるので、そこから任意の接続先を選べばよいだけだ。会議ソフト自体はUSBメモリー内に記録されていてパソコンにはインストールされないので、ライセンス管理の必要もない。USBメモリー自体は使いまわしがきくが、会議に参加する人数分だけ購入する必要がある。

デモンストレーションで使われた参加者側パソコン。USB接続のウェブカムとヘッドセット、USBcollabo-20Vで構成されていた 実際に装着されたUSBcollabo-20Vのデモ機
デモンストレーションで使われた参加者側パソコン。USB接続のウェブカムとヘッドセット、USBcollabo-20Vで構成されていた実際に装着されたUSBcollabo-20Vのデモ機

USBcollabo-20Vでは、最大20地点(20台)までのシステムが一度に会議に参加可能である。画像やプレゼンテーションを参加者間で共有したり、ビデオや音声を使ったリアルタイムでの会話も可能だ。ビデオコーデックはMPEG-4で、解像度は176×144ドット(QCIF)、毎秒3フレーム程度の映像転送が可能。ビデオ1つ分で使用する回線帯域は平均70kbps。最大で4地点のビデオを同時に表示できる。音声コーデックはAACで、1音声平均60kbps、最大10地点まで同時に会話が可能となっている。PowerPointのプレゼンテーションデータや写真画像(JPEG、PNG、WMF形式)などの静止画は、JPEGに自動変換して送られる。ちなみにビデオや音声のストリーミング配信技術には、TDKが開発した“WonderStream”の技術が採用されている。

ビデオと音声を使った4人での会議の様子。ビデオは同時に4人分しか表示できないが、参加者全員に同じビデオを配信できる
ビデオと音声を使った4人での会議の様子。ビデオは同時に4人分しか表示できないが、参加者全員に同じビデオを配信できる

静止画を公開しての会議の際には、ペンツール機能によって画像の上に手書きの文字や線を書き込んで、参加者に見せることも可能だ。試作品の写真や建築図面を見せて、参加者が改善点を書き込むといった使い方が考えられる。

静止画にはペンツール機能を使って、手書きで書き込みを入れられる。分かりやすく便利な機能だ ペンやテキスト入力で書き込んだデータは、すべての参加マシンで記録が可能。不要な部分だけを削除もできる
静止画にはペンツール機能を使って、手書きで書き込みを入れられる。分かりやすく便利な機能だペンやテキスト入力で書き込んだデータは、すべての参加マシンで記録が可能。不要な部分だけを削除もできる

USBcollabo-20Vでの遠隔会議には、専用のハードウェアやサーバーシステムは必要なく、すべてがパソコンで行なえる。会議参加者のクライアントだけでなく、サーバー役となる主催者もWindows XP Professional/2000 Professionalのインストールされたパソコンがあればよい。ビデオ会議用のカメラには、ロジクール(株)の『Qcam Pro 4000』が推奨されている。ただし主催者側パソコンに要求されるスペックはかなり高く、CPUはPentium 4-2GHz以上(3GHz以上推奨)、回線も100Mbps以上のLANまたは光回線が必要とされている。クライアント側はPentium III-1GHz以上のCPUと、10Mbps以上のLANまたは12Mbps以上のADSL(上り帯域が実効で500kbps以上)となっている。詳細な必要スペックについては、文末を参照のこと。特にセキュリティーに関する機能は用意されておらず、セキュアなLAN内部での使用か、インターネット経由の場合はVPNのようなセキュアな接続が構築された環境での利用を前提としている。

なおビデオや音声に対応しない『USBcollabo-20』も発売される。希望小売価格は12万円(税別)。

USBcollabo-20Vの動作環境
対応OS Windows XP Professional/2000 Professional(SP3以上)
CPU 主催者:Pentium 4-2GHz以上/参加者:Pentium III-1GHz以上
メモリー 512MB以上推奨
HDD空き容量 600MB以上
画面解像度 1024×768ドット以上
インターフェース USB 1.1/2.0
ネットワーク LAN、インターネットVPN

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