サイバーリンク(株)は4日、ビデオ編集ソフトの最新版となる『PowerDirector 4(パワーディレクター4)』を25日に発売すると発表した。価格は1万5540円。アップグレード版は7140円、乗り換え版は9240円、アカデミック版が7350円。“サイバーリンクストア”において、ダウンロード販売とダイクレト販売(CD-ROM+マニュアル)を18日から先行して行なうという。
『PowerDirector 4』 |
『PowerDirector 4』は、新機能として、煩雑な編集作業の一部を自動化するための“マジックツール”を搭載したのが特徴。マジックツールには、独自技術“CyberLink EagleVision”により、再生時のコンテンツから明るさ/コントラスト/彩度などを検出し、全体的に暗い映像やシャープさの足りない映像を自動で最適化する“Magic Clean(マジッククリーン)”、動きの多いシーン/会話シーン/長回しの同一シーンの量をスライダーで調整したり、指定した所要時間に合わせて映像を再編集したりする自動編集機能“magic Cut(マジックカット)”、静止画にモーション効果を持たせる“Magic Motion(マジックモーション)”、BGMファイルをオンラインで入手できる“Magic Music(マジックミュージック)”の4つの機能で構成されており、撮影時の風ノイズや機械ノイズなどを軽減する“音声ノイズの除去”も用意されている。
音声部分のみのエンコードやドルビーデジタル音声で収録されたMPEGファイルのスマートレンダリングにも対応した独自のスマートレンダリング技術“スマートレンダリングテクノロジ2(SVRT2)”を搭載しており、新機能として、読み込んだ映像のスマートレンダリングが行なえるかどうかモニターする“SVRTインフォメーション”が追加されている。読み込んだ映像の必要な部分を複数選択し、ワンタッチで不要な部分をカットできる複数同時カット機能“マルチカット”や、DVから良いシーンを自動選択してキャプチャーする“DVクイックスキャン”、手動でシーンを設定してキャプチャーする“マニュアルバッチキャプャ”も追加されている。また、タイムライン上でのチャプターポイントの設定やタイムラインのロックなども行なえるようになっている。
出力対応フォーマットは、ビデオがDV-AVI、Windows AVI、MPEG-1、MPEG-2、WMV、MOV、DivX、RM、オーディオがWAV。対応ディスクは、DVD-Video、DVD+RW、VCD、SVCD、DivX Disc。
対応OSはWindows XP/2000 Professionalで、Internet Explorer 5.5以上とDirectX 9以上が必要。対応機種はPentium II-450MHz以上(AVI動画作成時)/Pentium 4-2.40GHz以上(MPEG-4高画質映像作成時)を搭載したPC/AT互換機。DVDオーサリングソフト『PowerProducer Express』と、フォトレタッチソフト『PhotoNow!』が付属する。