(社)コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は21日、調査報告書として、シニアを対象とした『2005CESAシニア調査報告書~日本・韓国合同調査~』と、ネットワークゲーム/携帯電話ゲームコンテンツを対象とした『CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書』の2種類の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は各5250円。直販のほか、全国の政府刊行物サービス・センター、全国大手書店などでも販売する。なお、これまで行なっていたインターネット書籍販売サイト“専門書の杜”での販売は2004年12月で終了しているという。
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『2005CESAシニア調査報告書~日本・韓国合同調査~』 | 『CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書』 |
『2005CESAシニア調査報告書~日本・韓国合同調査~』は、ゲーム業界の取り組みが比較的弱いとされている3属性の1つ“50代以上のシニア層”を対象に、「シニアのゲームプレイの現状」「シニアのライフスタイル」などを調査の柱とした報告書。3年に1回刊行されているもので、今回は2001年の調査時のデータとの比較のほか、調査分野などで協調関係にある韓国の業界団体(財)韓国ゲーム産業開発院との合同調査「日本韓国間のシニア層の意識の違い」も含まれている。
同調査によれば、テレビゲームについて「現在も(たまに)している」と回答したのは、一般世帯のシニアでは5.7%で、普段からインターネットを利用しているシニア“ネットシニア”では16.0%となっており、増加傾向にあるという。ゲームプラットフォーム(テレビゲーム/パソコン用ゲーム/携帯電話ゲームコンテンツ/アーケードゲーム/ネットワークゲーム・オンラインゲーム)では、パソコン用が最も利用されており、一般では11.7%だが、ネットシニアでは40.9%になるという。A4判で本文は143ページ。
『CESAネットワークゲーム&携帯電話ゲームコンテンツユーザー調査報告書』は、2002年まで実施していた“ネットユーザー調査”をベースに、“ネットワークゲーム”“携帯電話ゲームコンテンツ”などの利用の部分を重点的に調査したもの。13歳以上のインターネットアンケートモニター(男女6773人)を対象とした調査では、回答者の90.6%がブロードバンド接続(FTTH+ADSL+CATV)を利用しているという。また、携帯電話ゲームコンテンツにおいて、利用者がどのようなときにゲームをプレイするかという問いには、「待ち合わせなどひまつぶしに」が71.5%、「交通機関で移動中」が56.5%、「自宅にいるとき」が53.0%となったという。A4判で本文47ページ。
